猫ちゃんブームがまだまだ続く中、純血猫種の中では名称は聞いたことがあってもどんな猫ちゃんなのかをよく知らないという猫種もいるでしょう。
その中でもラグドールという猫種は、ペットショップではあまり見かけないようなまだまだ新しい猫種です。『そんな猫ちゃんいたの?』という声も一部聞こえてきそうですよね……。
最近では、女優さんやタレントさんで飼っている方もいますので、SNSでその容姿を知っている方はいるかもしれませんね。愛らしい見た目から『タヌキ』を連想させることもありますので、なんとなく想像ができるのではないでしょうか?
ラグドールの第一印象でまず目につくのは“ハッと”息をのむような、吸い込まれそうなくらいキレイなサファイアブルーの瞳でしょう。
また、優雅な雰囲気を漂わせているやわらかくフワフワの白い被毛に、顔の中心に広がる印象的なブラウンのポイントカラーが非常に個性的な猫ちゃんです。
ラグドールは室内飼いの猫ちゃんの中では《理想的な猫種》と、いわれているそうなのですが、ラグドールの一体どんなところが理想的なのかチョット気になるところです。
さらに、ラグドールに興味はあるけれど『ペットショップにいなければ、どこで入手すればいいのかな?』と思っている方もいるかもしれませんね。
そこで、これからラグドールが理想的といわれるその理由や、特徴、性格、入手方法などについての情報を詳しくご紹介していきます。
ラグドールの特徴
まずは、その最大の特徴ともいえる、やわらかな被毛や体と顔の特徴などを見ていきましょう。
体と顔の特徴
ラグドールはロング&サブスタンシャルタイプの大型(中型ともいわれる)の猫種です。骨太で重量感があり、全体的にがっちりマッチョな筋肉質な体つきをしています。太い首に体長と同じくらい長いシッポをもっています。
幅広の頭にまるい顔、やや離れたつり上がり気味の大きな目、マズル(鼻先)や耳の先端もまるくてほんわかしたイメージの猫ちゃんです。
瞳と被毛の特徴
中でも透き通るようなサファイヤブルーの瞳はとくに印象的ですね!この瞳の色が気に入ってラグドールに『一目ぼれ♡♡』なんてこともあるのではないでしょうか?
一般的なラグドールの被毛の特徴は、ホワイトベースに鼻を中心とした顔まわりと耳、シッポ、足先に入るブラウンのポイントカラーです。
ダブルコートの分厚い被毛は全体的にフワフワで厚みがあり、極細でシルクのようになめらかな触りごこちです。首回りから胸にかけてはストールをかけているような長い被毛に覆われています。
誕生したばかりのラグドールの子猫は、全身がほぼ白い毛色でポイントカラーがありません。この白い毛色は、生物上で美しいとされる《アルビノ》と呼ばれる先天的なメラニンの欠乏によるものだそうです。
ポイントカラーの兆候があらわれはじめるのは、産まれ落ちてから少し経ったのちだそうですが、このポイントカラーが作られる要因は《アルビノ系のサイアミーズ遺伝子》の影響からということです。
模様の全貌がはっきりするまでには2年ほどかかるといわれていますが、その間少しずつ色が濃くなり徐々にはっきりとした模様に落ち着くそうです。
ラグドールはどんな種類がある?長毛や短毛は?
ラグドールの代表的な容姿といえば、白の毛色をベースに顔まわりや足先などに入るポイントカラーがイメージしやすいかもしれません。その数は非常に多くて、なんと約240種類のパターンが存在するといわれています。
毛色の種類やパターンは?
ラグドールの毛色のパターンは、ホワイトやクリーム色のベースカラーに、プラスさまざまなポイントカラーの組み合わせで決定します。
- ポイント…顔の中心部や耳、足、シッポの各先端に濃い目の色が入る おもにブルーポイント、シールポイントなど
- ミテッド…ポイントにプラス、鼻の一部、アゴ、足先、胸やお腹周りにホワイトが入る 足先は白い靴下を履いたようなイメージ ブルーポイントミテッドなど
- トーティ…ポイント部分が混ざり合う2色のまだら模様(サビ) おもにブルートーティ―ポイント、ライラックトーティーポイントなど
- リンクスポイント…ポイント部分にシマ模様が入っている ブルーリンクスポイントなど
- バイカラー……ポイント部分とベースカラー部分がはっきり分かれた2色⇒わかりやすいイメージは《ハチワレ》(顔の毛色が鼻筋を境に「八」の字で2色に分かれている模様) おもにブルーポイントバイカラー、ブルーリンクスポイントバイカラーなど
- シール…ダークブラウン
- チョコレート…うすめのダークブラウン
- ブルー…グレー、シルバー
- レッド…あわい赤茶
- クリーム…クリーム色
- ライラック…うすいグレー
- フォーン…小鹿色
- シナモン…シナモン色
産まれたては真っ白?
ラグドールは、もともとは真っ白い毛色で産まれてくるそうです。産まれてしばらくすると体温の影響でポイントカラーがあらわれはじめます。《アルビノ系のサイアミーズ遺伝子》は体温の影響を受けやすく、温度の高低によってパターンの出方に変化があらわれるといわれています。
おもに末端部分(鼻、足、耳、シッポ)に色が入るという理由は、末端が低温になりやすいためです。より濃い色が出る部分というのは、体温が最も低いところだそうですよ。
と、いうことでラグドールのポイントカラーに関しては、ブリーダーさんでさえ大人になったときの色合いを予想することがむずかしいそうです。また、季節によっても温度変化があればポイントカラーにも変化があるそうですよ!
長毛?短毛?
ラグドールは長毛種または、最近では中毛種の猫ちゃんといわれています。長毛(中毛)の猫ちゃんの中では抜け毛も少なく、まさしく《猫っ毛》そのものだといってもいいくらいに、やわらかくてコシがないため体に張り付くようななめらかな毛並みをしています。
そのため、からまりにくく毛玉もできにくいことから、他の長毛種の猫ちゃんに比べるとお手入れは楽な方だといえます。長毛種の中では初心者でも飼いやすい猫種となりますが、毛量は多い方なので定期的なブラッシングやシャンプーなどのお手入れは必要となります。
ラグドールの歴史やルーツは?
ラグドールの原産国はアメリカです。そのルーツは1960年代のアメリカ、カリフォルニアからはじまったといわれています。
はっきりとした説は不明のようですが、一説には白いメスのペルシャ猫とシールポイントのバーマンから誕生した猫種をさらにバーミーズと交配させて作出されたのがラグドールのはじまりだといわれています。
1965年にアメリカで最初にラグドールを作出したといわれている女性繁殖家は、既存の猫種血統登録団体には登録せず、IRCA(International Ragdoll Cat Association)という独自の新しい団体を設立しました。
この団体は《フランチャイズ》方式でビジネス展開をおこなっていたそうですが、『ラグドール』の品種名もこの団体の登録商標だったということです。
ラグドールの繁殖を希望したブリーダー達は、IRCAでフランチャイズ契約をした上でしか猫の譲渡をしてもらえなかったそうで、当時はラグドールという猫種がこの団体に独占されていたことが予想されます。
しかも、IRCAだけに登録されていたラグドールは、ほかの既存の猫種血統登録団体には所属していなかったため、キャットショーに出品することもできませんでした。
そこで1970年代には、このような仕組みに疑問を持った一部の繁殖家が、フランチャイズ契約を行わずに譲り受けた子猫で新たな育種を行いはじめました。
1980年代に入り、この繁殖家によって作出されたラグドールから血統登録団体《CFA、GCCF、FIFe》に登録ができるようになっていきました。
また1994年に入ると考え方の違いからIRCAは分裂してしまい、独立した繁殖家のグループがラグドールの血統から《ラガマフィン》という新種を作出しています。
このように、ラグドールは最近になってからよく知られるようになりましたが歴史もまだ浅い新しい猫種となります。
ラグドールの性格は?人懐っこい?ツンデレ?
続いてラグドールの性格についてです。『理想的な猫種』といわれているその理由について見てみましょう!
性格はおとなしい?人懐こい?
日本語で《ぬいぐるみ》を意味するラグドール (Rag doll)
その名前の由来は、抱き上げても本物の《ぬいぐるみ》のように脱力して、おとなしく抱っこされている様子からネーミングされたといわれています。
《ぬいぐるみ》といわれているように、ラグドールは《抱っこが大好き》で、ぬいぐるみのようにおとなしい癒し系の《抱き猫》ちゃんといえます。《抱き猫》ラグドールの基本的な性格は、人懐こくしつけもしやすくておおらかでのんびりマイペースな性格といえます。
遊ぶことは大好きですが、あまり激しい遊びは好まないようですね。さらに高いところに上ったりするような活発なタイプでもなく、のんびりリラックスして人に抱っこされたり、ひざに乗っていることが大好きな、室内飼いに非常に向いている猫ちゃんといえます。
ツンデレじゃない?
一般的に猫ちゃんといえば、《ツン》と《デレ》の二面性を持ち合わせているイメージが多いかもしれませんね。ただ、二面性についてはオスとメスや飼育環境によっても個体差が大きいことがあります。
ラグドールについていえば、あまり《ツンデレ》とはいえないようです。おだやかで優しい性格ですので、飼い主さんに対してはもちろん、家族以外の他の人にも日頃から激しく感情をぶつけるタイプではなさそうですね。
理想的な猫種?
ラグドールが『理想的な猫種』といわれている理由を性格や特徴からみてみましょう。
②人懐こく抱っこ好き
③おとなしくて鳴き声が静か
④子供やほかのペットとも上手く暮らしていける
⑤ずっと撫でていたいくらいのやわらかで癒される毛並み
⑥長毛種のわりにはお手入れが楽
まとめてみると猫好きさんたちとっては、可愛がるにはもってこいの猫の条件をすべて叶えてくれている理想的な猫ちゃんだと思いませんか?まさしく“飼い猫の鏡”とも言えちゃいそうなくらい(大げさですか?)飼いやすい猫ちゃんなのだといえますよね~!
猫飼い上級者さんにとっては『猫なのに刺激が足りない!』なんてところはありそうですが……( ;∀;)初心者さんの飼いはじめの猫種としては、扱いやすさ抜群の『理想的な猫種』だといえるのではないでしょうか。
ラグドールはオスとメスで性格や体格は違う?
『ラグドールを家族に迎えたい』と思った時に、自分はオスとメスどっちと相性がいいのかな?と迷うかもしれませんね。そこで、オスとメスの性格や大きさの違いについて見ていきましょう。
オスとメスの性格の違いは?
基本的な性格は温厚でのんびりおだやかですが、オスとメスを比べると、他の猫種同様に性格にも多少の違いがあるようです。
オスは活発で甘えん坊タイプ。メスはオスと比べると繊細で少しだけ気分屋さんでマイペースなタイプです。飼育環境、飼い方、個体差によって差が出ることもありますが、ラグドールはもともとおとなしく犬っぽいなんていわれることもあるほど従順です。
オスとメスで体格差はある?
ラグドールは成長がとてもゆっくりしている猫種で、完全に成長するまでには4年ほどかかるといわれています。体長は平均50㎝、体重はオスでおよそ5.5㎏~9㎏、メスでおよそ4.5㎏~7㎏です。
メスの大きさは、一般的な猫種の成猫と同じくらいかやや大きいくらいです。オスは大型(中型)猫種だけあって、中には10㎏以上とかなり大きく成長する個体も存在するようです。
個体差が大きいようで大きめのオスと小さめなメスを比べてみると、2倍近くオスが大きくて、並べてみると別の猫種かと勘違いするほど差がでてくるようですね。
ラグドールの鳴き声は?小さい?うるさい?おしゃべり?
おだやかな性格のラグドールは、あまり鳴かないことから《ボイスレスキャット》と呼ばれています。鳴き声はとても小さくて静かなので、マンションなどの集合住宅でも飼いやすい猫種といえるでしょう。
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ラグドールは子供や赤ちゃんと仲良くできるの?
ラグドールは、人好きでとてもおおらかな性格です。小さなお子さんに抱っこされてもリラックスして“ジッ”としているほどですので、お子さんとも仲良くできるでしょう。
ラグドールは犬と一緒に飼っても仲良くできそう?
ラグドールは他のペットにも優しくおだやかなので、同居の犬とも仲良くしていけるでしょう。
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ラグドールは他の猫と一緒に暮らしても大丈夫?
猫ちゃん同志だと個体差や相性にもよりますが、ラグドールはおとなしくおだやかな性格ですので、相手の猫ちゃんが少しくらいヤンチャでもおおらかに優しく受け入れてくれるのではないのでしょうか。
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ラグドールの子猫の大きさは?
一般的に猫種は1年ほどで成猫になるといわれています。一方、大型(中型)猫種に分類されているラグドールは1歳くらいで成猫にはなりますが、そのあと4歳くらいまでは成長を続けることが多いといわれています。
ですので、子猫のころの大きさは他の猫種とはさほど変わらないくらいだとしても、4歳くらいまでは大きくなる大型(中型)猫種だということを充分理解してから飼うことを検討した方がいいでしょう。
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ラグドールの値段は?子猫やオスメスで違う?
ラグドールの魅力が充分わかったところですが、お値段はついては気にポイントですよね。次にまだまだ新しい猫種ラグドールの最新の価格帯についてお知らせします。
子猫の価格相場は?
一般的に猫ちゃんの価格が決まるおもな条件としては、月齢が早い、毛色や模様、身体つきや顔つき、親猫がチャンピオン血統などがあります。そして、ペットショップやブリーダーさんによってはお値段もさまざまだといえます。
最近のラグドールの子猫の価格相場は、ペットショップでおよそ10万円~39万円、ブリーダーさんで12万円~65万円(ナント!(^^)!)となります。
オス、メスで値段が変わるの?
オスとメスの価格差については個体差が大きいといえますが、同じような条件で比較するなら繁殖させることも視野に入れられるため、オスよりもメスの方がやや高くなる傾向があります。
ラグドールに多い病気はある?健康?
ラグドールは被毛の特徴やペルシャ猫との関係性などからも、気をつけたい病気がいくつかあるようですね。
尿結石
尿結石とは、尿管、膀胱、尿道などに石ができてしまう病気です。とくに尿道が細長いオスがかかりやすく、ラグドールが気をつけたい病気の1つです。水分摂取不足や食事の偏りが原因ともいわれています。
おもな症状は、頻尿なのに尿量が少ないことや血尿が出ることなどです。初期の場合は薬で治りますが、悪化すると結石を取り除く外科手術が必要となることもあります。
また、重症化すると尿毒症を引き起こしてしまい、死に至ることもあるといわれています。排尿時に痛がるようすや症状に気づいたらなるべく早めに病院で診察を受けるようにしましょう。
再発しやすい病気ですので、飲み水の量のチェックや結石用のケアフードを利用するなどの予防は大切です。
肥大型心筋症
ペルシャ猫の血統が入っているラグドールは、ペルシャ猫の遺伝的疾患でもある肥大型心筋症がおこりやすい猫種です。
肥大型心筋症とは、心臓の筋肉が肥大してしまい、おもに左心室が狭くなり全身の血液の循環が悪くなる病気です。初期症状はわかりづらくはっきりとした症状があらわれませんが、進行してしまうと肺に水が溜まって呼吸困難(肺水腫)になったり、貧血で疲れやすくなり運動をしたがらなくなります。
肥大型心筋症は、他の心筋症に比べて動脈血栓症(血栓が動脈に詰まる症状)の発生が多いことでも知られています。血栓症を引き起こすと、後ろ足が麻痺する症状があらわれるようになります。さらに重症化してしまうと、心不全を引き起こし突然死することもあるとても怖い病気です。
タウリン不足も原因の一つとされていて、4歳くらいまでのオスがかかりやすいといわれています。この病気を一度発症してしまうと、残念ながら完治は望めません。
薬でコントロールをしながら治療していくことになりますが、早期治療が大切ですので定期健診を受けたり、症状に気づいたら早めに獣医師の診断を受けるようにしましょう。
毛球症
通常、猫ちゃんが毛づくろいの際に飲みこんだ被毛は自ら吐き出したり、排便とともに排出されます。しかし被毛量が多くなることで腸や胃の中でからまってしまい、毛玉状に固まってしまうと排出できなくなります。
毛が長く毛量も多いラグドールは、毛づくろいの際に飲み込む毛の量も多くなることから毛球症になりやすいといえます。また、ストレスで毛づくろいをする頻度が増えることでも、毛球症の要因となることが考えられます。
おもな症状には食欲がなくなる、頻繁に吐いているようすはあるが吐けないでいる、下痢、お腹を触ると嫌がるなどです。重症化すると腸閉塞を引き起こすなど命にかかわることもがありますので、症状に気づいたらなるべく早めに獣医師の診断を受けるようにしましょう。
毛球症予防には、毛玉ケアフード、猫草、サプリなども有効です。日ごろから重症化しないように予防していくことはとても大切です。
熱中症
長毛(中毛)で厚めの被毛をもつラグドールは、熱中症にかかりやすい猫種なので注意が必要です。夏場に呼吸が苦しそうな様子やふらつきがみられたら熱中症を疑った方がいいでしょう。
また、下痢や嘔吐、けいれんなどの症状があらわれます。さらには意識障害を引き起こしたり、重篤になると命を落とす可能性もあります。暑い時期には水分補給のチェックや、エアコンを使用して室温を一定に保つなどの対策は必要です。
皮膚炎、皮膚病
おもに皮膚のかゆみ、赤み、脱毛が起こる皮膚の病気です。アレルギー性、細菌性、寄生虫など発症原因はさまざまですが、とくに長毛(中毛)種のラグドールは被毛に汚れを溜めやすいので皮膚疾患にかかりやすい猫種です。
ブラッシングやシャンプーなど、定期的なケアで被毛や皮膚を清潔に保つことが大切になります。
健康的な日常を送るためには、必要に応じて定期健診でのチェックなど早めの予防をオススメします。
ラグドールの平均寿命は?
ラグドールの平均寿命は14歳〜16歳といわれています。猫の年齢を人間に置き換えると14歳~16歳は72歳~80歳です。猫種全体の平均寿命は15歳前後といわれていますので、ラグドールは平均寿命が長い猫種だといえます。
ラグドールの飼育用品は大きめ?
ラグドールを飼育する予定があれば、成長とともに大きめの飼育用品をそろえることを考えた方がいいでしょう。
個体差はありますが、体が大きく成長する予定のラグドールにはトイレ、ケージなどの猫用グッズは大きめサイズが必要になる可能性もあります。
① トイレ
ネットや大型ホームセンターなどを探せば大型用、多頭飼い用など大きめサイズのトイレが見つかります。上から入るタイプも最近では色々出ています。
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② ケージ
ケージは多頭飼いしている場合やお留守番や来客時など……事故防止のためにはあった方が便利です。大型猫ちゃんにも広々の丸形のケージがありました!軽くて洗えるのでなかなか使い勝手もよさそうですね!
【↓キャスター付きで安定感バッチリです(^_-)-☆幅77×奥行き77×高さ140㎝】
③ キャットタワー
あまり活発に動くタイプではないラグドールですが、中には高いところが好きな子もいるでしょう。購入を検討している場合には、大きな体が飛び乗っても倒れないような、しっかり安定した天井ツッパリタイプのキャットタワーはオススメです。
④ その他
猫ちゃん用で大きめのベッドがない場合には、犬用を利用してもいいでしょう。ラグドールの大きさに合わせて用意してあげるようにしましょう。
ラグドールのブリーダーは?
猫ちゃんのお迎えを考えている場合、一般的には最初に見に行くのはやっぱり近所のペットショップになりますよね?ちなみに……うちの近所のホームセンターのペットショップ売り場では、ラグドールの姿を一度も見かけたことはありません(;’∀’)
まだまだ珍しい猫種なのか?あまりホームセンターなどの店頭にはいない可能性もありますね。近所で見学できないとなると、やっぱりネット検索で探すことになるのではないでしょうか。
ラグドールの子猫を探していると、ラグドール専門のブリーダーサイトがいくつか見つかります。中でも大手のブリーダーサイトでは扱っている数も多く、日本全国にブリーダーさんがいらっしゃいます。サイト内には現在96人のブリーダーさんと124頭のラグドールが存在しました。
子猫を専門ブリーダーからお迎えする1番のメリットは、中間手数料などがかからない分、ペットショップよりも子猫を安価で購入できるという点でしょう。
さらに、血統の確実さや健康リスクの低さ、親猫や兄弟猫との生活である程度の社会性が身についているところです。個々に部屋を分けられて展示されているペットショップにいる子猫とは社会性の面では差が大きいようですね。
専門ブリーダーさんならペットショップよりもラグドールに特化した情報を頂ける可能性も高いです。ブリーダーさんからの購入は、猫の飼育が初心者さんにはとくに安心でとてもオススメです。
うちで飼っているロシアンブルーも、あるブリーダーさんから譲って頂きました。ブリーダーさんはプロなのですが、だいたいの方が一般家庭での繁殖かと予想されます。
猫ちゃん家族が暮らしている環境の見学もできるし、とてもアッとホームな雰囲気が安心出来ました。引き取る予定の猫ちゃんや兄弟猫ちゃんがどんなふうに過ごしてきたのかが感じられて、直接ブリーダーさんから譲って頂いてとてもよかったと思っています。
【↓大手ブリーダーサイト(全国)のラグドール専門のHP です】
★ペットショップを通さないラグドール専門ブリーダー直販の子猫販売サイト/みんなのラグドール子猫ブリーダー
【↓ペットホテルやトリミングがメインのようですが、ブリーダーさんから譲り受けられる都内のショップさんです】
★Puppy Dream <パピードリーム>
ラグドールの里親情報は?
ラグドールの里親募集はネット検索で探すことができます。里親募集サイトはいくつか存在しますが猫種が選べるサイトはそれほど多くはありません。
大手の里親サイト内で「ラグドール」で検索すると2012年から現在までは400件以上の募集がありましたが、そのほとんどがラグドールミックスやラグドール風(顔がラグドールに似ている)と掲示されていて、純血のラグドールの数は少なめです。
ショップやブリーダーさんなどに比べれば価格は半額以下でお迎えは出来るようですが、純血種がいたとしてもほとんどが成猫で子猫が出品されるのは稀です。ラグドールミックスでもOKだったり、成猫でもかまわない子猫にこだわりがない方には向いているシステムだといえます。
また、里親募集の場合はサイトごとに里親の条件や譲渡規約があります。こちらも含めてよく検討した上で譲り受けることをオススメします。
【↓猫種で検索できる里親サイトです(=^・^=)】
★ペットのおうち
ラグドールに対するネットの愛猫家たちの意見や口コミは?
ラグドールの飼い主さんや愛猫家さんの意見や口コミです(#^.^#)
【↓現在ラグドール(1歳)を飼っている方から毛色(ポイントカラー)についての質問への回答です】
毛はあまり長くなく変色してきていますラグドールは、成長が遅いタイプの猫で、大体4年で成猫になると言われています。その間は毛色はかなり変わります。
ウチには、2匹いますが、1匹は子供の頃はほとんど真っ白な猫だったのですが、すぐに色が出てきました。半年ぶり位に合った甥っ子が、「白い猫ちゃんはどこに行ったの」と不思議がっていました。
もう1匹は、まだ2歳ちょっとですが、毛の色の濃さはよく変わります。
毛の質や長さですが、これは親の遺伝が出ると思います。ウチの2匹は、血縁関係があるものの、毛の質がが全然違います。1匹は長毛ですが多少脂質です。もう1匹はそれほど長毛ではないですが、ふわふわです。
2匹ともラグドール専門のブリーダーさんからですが、長年されているので、生まれて間もなくまだ色があまり出ていない時に、将来の模様と色が分かるようです。1匹はシールポイントリンクス(リンクスはラグドールでは珍しい)、もう1匹はブルーポイントミッテッドです。
今7歳になりつつあるリンクスの子は、4年間で毛色の濃さや、出方は大分変化がありました。その後はずっと一緒です。成長に時間がかかるのは、ラグドールの特徴です。
出典:yahoo知恵袋
【↓こちらは毛色と毛の長さへの質問への回答です】
家族がラグドール(ブルーポイント)を飼っています。
その子(オス)の場合、夏は毛吹きが良く、冬は短毛になります。うちはペルシャを飼っていますが、普通は冬の方が毛吹きがいいものです。
その猫は短毛のラグドールではありませんし、両親はグランドチャンピオンです。怪しい血統ではありません。何故なのか?思い当たる節はないか、問い詰めたところ、夏は冷房、冬は暖房をガンガンかけているのが原因だとわかりました。
部屋の温度やによって、毛量、ポイントカラーの色の出方も変わってきます。もちろん、個体差があるので、同じ種類でも、毛の長さの長短はあります。
まだ1歳ということは、子猫の時の毛が生え変わって数ヶ月程度だと思うので、今年の冬、毛量・毛の長さに変化があるかもしれません。
出典:yahoo知恵袋
【↓ラグドールの性格についての質問に対する回答です】
『ラグドール』 は 基本 おとなしく、穏やかで とても飼い易い 猫種です。 でも、 人間にも 性格や個性が有る様に、その子、その子に因って 色々です。
我が家には 『ラグドール』 が沢山 居ますが、育て方と躾、そして どう、育てて来たか? 抱っこが好きになる様に いつも スキンシップを とっていましたか? 抱っこは良い事だと 認識されてなければ むろん、嫌がる様になります。
後は 先住猫さんとの相性ですが・・・。 因みに 「躾」 は まだ 間に合いますから、「ダメな事はダメ」 と 教えてあげてください。
本当に 手の掛からない 良い子になる事も夢じゃないですよ。誰が 「親分」 で 「何がいけない」 事なのかを 出来るだけ じっくりと時間をかけて 教えてあげてくださいね。
ウチでは 「舌打ちを繰り返す音」 で 悪い事 を ちゃんと解って、 すっ飛んで逃げて行きます (笑) ソコまでいけば 自然と やらなくなります。 根気強く やってみてください。
出典:yahoo知恵袋
【↓体重とエサについての質問への回答です】
ラグドールと暮らしています。うちの子は2歳半で7キロあります。8ヶ月で4キロ未満とのことですが、普通だと思いますよ。これからまだまだ大きくなります。
ご飯のおねだりがあるということ、去勢済みということなので、もうキトンフードを止めて1歳からのフードで量を増やしてあげれば良いと思います。それで太ってきたら去勢済み用のご飯が良いかと思います。
今の時期は食べたいだけ食べさせてあげてください。体を作る大事な時期です。
出典:yahoo知恵袋
ラグドールのかわいい画像をツイッターやインスタなどSNSから集めてみました。
【↓顔にほとんどポイントがでない子なのかな?これから変わる子猫かも?】
ココたんリラックスしてる
おまたパカーン pic.twitter.com/ZsYSV79OwQ— ラグドールの天馬とココ (@tencoco_daily) August 2, 2019
【↓ホントに美しい瞳ですね~( *´艸`)】
大人になっても青い目はラグドールの魅力の1つ❤️
ビー玉みたいだな😚 pic.twitter.com/TPjzkoBXFq— macoron (@macoron_f) August 9, 2019
【↓ハチ割れ模様でちょっとタヌキっぽいですね♡可愛いです(*’▽’)】
ラグドールほんとにかわいいよね🥺🥺
我が家で飼ってたにゃんこ☆ 懐かしい写メ出てきた pic.twitter.com/bCngz3Jcor— 田舎むすめ (@bo434715279) August 9, 2019
【↓フワフワの毛も洗われるとだいぶ印象が変りますね……( ;∀;)】
こんばんにゃ!
何とかおうちに帰ってこれたにゃ!
お出かけ先のおうちでいたずらしちゃったから、帰ってきてからお風呂に入ったにゃ🐟
違う猫じゃん!ってお兄ちゃんにめっちゃ笑われたにゃ😳
疲れたから今日は寝るにゃ🙌
おやすみにゃ😪#ラグドール#猫好きさんと繫がりたい pic.twitter.com/QjSaZurcWH— ラグドールのオペラさん (@6ulo2hbFDFgtM8s) August 9, 2019
ラグドールのかわいいYouTube動画を集めました
【↓リズちゃんの0歳から2歳までの毛色や成長の変化がよく分かりますね~!だいぶ変身してまるで違う猫ちゃんです(‘;’)】
【↓甘えて指しゃぶりするラグちゃんが可愛すぎます( *´艸`)♡♡】
【↓「早く抱っこして~♡」とせがむ抱っこ大好きなコハク君♂★可愛すぎて(*´▽`*)これは抱っこしちゃいますよね!】
【↓洗われるミーシャさん→洗い立てモフモフの毛並みはステキな♪首輪も埋もれてしまうくらい(*^。^*)】
【↓やっぱり個体差は大きいようです★キャットタワーは練習して上れる子やはじめから上れちゃう子もいるみたいですね!】
ラグドールのまとめと感想
・アメリカ原産
・名前由来は《ぬいぐるみ》を意味するラグドール (Rag doll)
・1965年に白いペルシャ猫とシールポイントのバーマンのミックスとバーミーズと交配させて作出されたのがはじまり
・1980年代に入り血統登録団体に正式登録された歴史の新しい猫種
・フワフワの白い被毛にタヌキにも似たポイントカラー
・重量感があり筋肉質な体つきの大型(中型)猫種
・サファイヤブルーの瞳が印象的
・成長がゆっくりで4年ほどかけて成猫になる
■毛色の特徴
・ホワイトやクリーム色のベースカラー+ポイントカラーの組み合わせでパターンは約240種類
・産れたては真っ白で2歳くらいまでの間に毛色に変化があらわれる
・顔の中心、耳、足先、シッポの部分に色が入る
■性格や行動
・人懐こくてしつけしやすい
・おおらかでのんびりマイペース
・おとなしくて活発なタイプではない
・《ボイスレスキャット》と呼ばれるほど鳴き声は小さい
・小さな子供とも一緒に暮らせるくらいおだやか
・同居の他のペットとも仲良くしていける
・抱っこが好きで室内飼いに向いている《理想的な猫種》
・オスは遊び好きな甘えん坊、メスは繊細な気分屋さん
■大きさ
・成長がゆっくりな猫種 完全に成長するまでに約4年かかる
・体長 平均50㎝、体重 オス5.5㎏~9㎏、メス4.5㎏~7㎏
・オスとメスでは最大2倍近くオスの方が大きくなる
■価格相場
・ペットショップで10万円~39万円 ブリーダーさんで12万円~65万円
■かかりやすい病気と寿命
・尿結石
・肥大型心筋症
・毛球症
・熱中症
・皮膚炎皮膚病
・平均寿命は14歳〜16歳 平均寿命が長い猫種
■ブリーダーと里親情報
・ネット検索でブリーダーサイトや里親サイトは見つかる
・ブリーダーさんから譲り受けるメリット→低価格 血統、健康状態、社会性などの信用性
・里親サイトは猫種が選べるサイトが少ない
・里親サイトではラグドールミックスや似ている猫ちゃんで子猫は稀
★感想★
ラグドールが『たぬき』と呼ばれていることを知って、過去にある南の島に住んでいたころを思い出しました。あるショップに『たぬき』と呼ばれていた有名な看板猫ちゃんがいたことを……。
『南の島では暑いだろうなあ~( ;∀;)』とかわいそうになるぐらいに豊かなフサフサの毛皮を着た、まさしく『たぬき』にそっくりな猫ちゃんでした。
住民の猫好きさん達にはとても愛されていましたし、放し飼いでしたので近くの木の陰などで見かけると『たぬき!』と私も声をかけていました。
住民が『たぬき!』と呼ぶので、はじめてくる観光客さんたちにとっては『え??この南の島にタヌキなんているのー?』『どこどこ?』と、とても驚いていました( *´艸`)
なので『あそこの木の陰ですよ~!』と普通に教えてあげてから『タヌキにそっくりで名前が【たぬき】という猫ちゃんですよ!』と誤解されないために説明はしていました。
その時は、タヌキそっくりなその猫ちゃんが何の種類の猫ちゃんなのか?雑種なのか?は考えたこともありませんでした。飼い主さんにも詳しく聞いたこともありませんでしたし、飼い主さんも、もしかしたら猫の素性をよく知らなかったのかもしれません。
でも、あの子はたぶん《ラグドールの血筋の入ったミックス》だったのではないかと思っています。【たぬき】と命名されたくらいのその風貌からそうなのでは?と。
見た目はもちろんですが、性格も人懐こく抱っこをいつも嫌がらずさせてくれたとても優しくおだやかな子でした。鳴き声を聞いたことがなかったのもピッタリ当てはまります。
ある日、いつものように『たぬき!』と話しかけると、振り向いたその口には羽の生えた小動物がしっかりと咥えられてるいたことがありました(;’∀’)
おとなしくいつもゴロゴロ寝ている姿が多かったので、意外なワイルドさに軽くショック( ;∀;)を受けたことを今でも覚えています。外飼いでしたので野性がチョット強めだったのかもしれません。【たぬき】ちゃん(;’∀’)いい思い出です。
ラグドールは《ツンデレ》タイプとはまた違った魅力のある猫ちゃんです。この記事を書いていて、私の経験上ラグドールが《理想的な猫種》と呼ばれる理由にはとても納得しました。
ロシアンブルーの値段は?嫉妬で飼いにくい?オスとメスの性格の違いは?
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