猫も足がつる!えっ病気なの?猫の足がつる理由と病気の可能性について

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猫の足がつる姿を見たことはありますか?実は猫も人間と同じように足がつることがあります。猫は足がつった時どう対処をしているのでしょうか。

人間の場合は他の人に伸ばしてもらったり、自分でさすったり、湿布的なものを使ったりと何かしらの対処をしますが、猫の場合はどうするのでしょうか。他の猫に足を伸ばしてもらうとは考えにくいですよね。自分でなめて治すのでしょうか。

下の動画の猫はくつろいでいたら足がつったようですね。

動画の猫みたいに足がつっても、自然につった足が元に戻ればいいのですが、なかなか元に戻らなかったり、足がつったままになったら辛いですよね。私は動画を見た時もう一匹の猫が手助けをするのかと期待しましたが、何もありませんでしたね。

動画の猫の飼い主は、動画の題名に「痙攣して足がつる」とつけていますね。猫の足はただ単につるというよりは痙攣が起きていると考えるのでしょうか。

猫の病気には痙攣の症状が出るものがたくさんあります。もしも猫の足がつるという状態が病気の症状の一つであれば、足がつっているのを見つけた時点で早急に動物病院に診てもらわう必要もあります。

猫の足がつるとはどのような状態なのか、猫の足はなぜつるのか、猫の足がつる理由と、何かしらの病気の可能性があるのか調べてみました。

猫の足がつる状態とは

ドラット
猫も足がつるにゃ。痛いの嫌いにゃ。
猫の足がつる状態とは、先程の動画で見たように人間と同様、足がピーンとなっていましたね。足の指も一本一本がピーンとなっていて痛そうなのが伝わってきます。

人間の足がつった状態というのは、筋肉が痙攣して萎縮したまま硬直している状態です。

足がつったという経験は、たいていの方にあるでしょう。特に多いのは、ふくらはぎがつるケースで、昔はふくらはぎを「こむら(腓)」といったことから、こむら返りともいわれています(※1)。
わたしたちはふだん、歩いたり運動したりするとき、足の筋肉を自分の意志で動かしています。ところがなんらかの原因で、自分の意志とは関係なく、足の筋肉がとつぜん痙攣(けいれん)を起こすことがあります。筋肉が収縮したままで硬直し、元に戻りにくくなり、多くの場合、痛みをともないます。それが「足がつる」という症状です。つる場所は、ふくらはぎに限らず、足の側面や指、腱の付近などにもみられます。出典:オムロン

猫の足がつった時と人間の足がつった時が同じ様子に見えるということは、猫の足がつる状態というのは、筋肉の痙攣が起きて、筋肉が萎縮したまま硬直している状態であると考えられます。

動画の猫は寝転がっている時に足がつったのでわかりやすかったのですが、普通に歩いている状態で足がつった場合、足を引きずったり、つった方の足に体重をかけないように歩いたり、違和感のある歩き方になっていたのではないでしょうか。

猫の足がつる理由

ロッシー
足がつる理由なんてわかんないにゃ
猫の足がつる理由は何なのでしょうか。人間と同様で、筋肉疲労や脱水症状が起きているのでしょうか。人間の足がつる理由としてよく言われるのは、ミネラルのバランスの乱れです。

なぜ、足がつるのでしょうか。そのメカニズムはまだよくわかっていませんが、病気などの直接的な原因がない場合、有力な要因の1つが「電解質異常」です。電解質とは、主にカルシウム、マグネシウム、ナトリウム、カリウムなど血液中にあるミネラルイオンのこと。これらのミネラルは、筋肉や神経の動きを調整しているので、なんらかの原因でミネラルバランスが乱れると、筋肉の異常興奮(痙攣)が起こるのではないかと推測されています。
筋肉の動きにはさまざまなミネラルが関係していますが、1つの例をあげると、カルシウムの働きがあります。筋肉の収縮は、細胞内のカルシウムイオン濃度が上がることで起こります。同時に、体内にはカルシウムイオン濃度を調整する機能も働いています。加齢や疲労、栄養不足などにより濃度調整機能が低下すると、筋肉の伸び縮みがうまく制御できなくなり、痙攣を起こしやすくなります(※2)。

カルシウムに限らず、私たちが日常生活で必要とするミネラルは、いずれもごく少量ですが、それだけにちょっとしたことでミネラルバランスの乱れが生じます。たとえば、発汗や脱水症状などです。
発汗というと、夏のことだけを連想しがちですが、現代の住宅やオフィスは暖房設備が整っているので、冬の室内でも汗をかきます。睡眠中にも、コップ1杯~2杯程度の汗をかきます。また、治療などで利尿薬を使っていたり、消化不良で下痢が続いたりすると、軽い脱水状態になることもあります(高齢者に多い)。中高年の場合、汗や尿と一緒にミネラルも排出されやすいので、気づかないうちにミネラルバランスを乱していることが多いのです(※3)。

では、運動による影響はどうなのでしょうか。
運動時に筋肉を使うと、カルシウムやナトリウムなどのミネラルが急速に消費されます。そのまま運動を続けると、やがて筋肉疲労を起こし、足がつる可能性も高くなります。
とくに中高年になって運動を始めた(再開した)場合、自分では軽めの運動と思っていても、発汗や疲労などの影響で予想以上のミネラルが消費されている可能性があります。ミネラルバランスだけが原因とはいえませんが、運動をする方でよく足がつる場合には、スポーツドリンクなどできちんとミネラルを補給することも予防法の1つなので試してみましょう。

(※2)筋肉(骨格筋)や腱には、伸縮を感知するセンセー(筋紡錘、腱紡錘)があります。これらは本来、脳と連携して筋肉の伸縮を制御していますが、疲労やミネラルバランスの乱れなどで誤作動を起こすことも一因と考えられています。

(※3)高血圧や腎臓病などの治療で利尿薬を使っている場合、足がつるからといって自己判断で薬をやめず、かならず医師に相談してください。出典:オムロン

人間の場合でも足がつる理由は明確には解明されていないようですね。なおさら猫の場合は、どのタイミングで足がつったのか、しょっちゅうつるのか、たまたま伸ばしすぎてつっただけなのかなどを、飼い主や獣医師が正確に知ることは不可能に近いと思います。

猫は足がつった時の体調や痛さの度合いなども言葉で表現できませんから、なかなか足がつる理由を解明するのは難しいかもしれません。

足がつる理由のひとつに人間ではミネラルバランスの乱れがありますが、猫の場合にその理由は当てはまるのでしょうか。人間の細胞に対してカルシウムは収縮作用を持ち、マグネシウムは弛緩作用を持ちます。マグネシウムが身体から不足すると筋肉の収縮作用が増強され筋肉が引きつる症状が起きます。

しかし、マグネシウムはアルカリ尿を作る動物にとってはストルバイト(リン酸アンモニウムマグネシウム)と呼ばれる尿結石の原料になるミネラルです。pHを調整するフード(療法食)を与えている猫には与えてはいけないミネラルです。

ということは、猫は人間のようなミネラルバランスの崩れで足がつる状態にはならないということでしょうか。あまり解明されていない猫の足がつる症状の直接の理由ですが、想像の域は出ないとはいえ「こうじゃないかな?」と考えることはできます。

飼い主としては猫の足がつること自体、痛そうでかわいそうに思いますが、それよりもその影に潜む病気の可能性の方に気をつけなければいけません。

猫の足がつることから気をつけたい病気の可能性


猫の足がつっているような状態であったり、猫が足を引きずって歩いているように見えたり、猫の足が痙攣しているような気がした時は、猫の様子に注意しましょう。

猫が足を引きずる理由

猫が足を引きずる理由は、ケガや病気によるものがほとんどです。

捻挫や関節炎など

猫の関節や筋肉が軽度に痛む場合、足を引きずることがあります。軽度の症状でも繰り返すと関節を損傷してしまうので注意が必要です。強い痛みやするどい痛みがある場合、足を引きずるのではなく地面と接触しないようにあげることが多いです。

脊髄疾患

外傷や脊髄炎、椎間板ヘルニアなどにより脊髄に障害が起こった時、神経の伝達が正常に行われず足に麻痺が起こって引きずるような状態になります。

腫瘍

神経や脳に腫瘍ができることにより、神経に異常が生じて足を引きずるなどの歩行異常がみられることがあります。

猫の足が痙攣する理由

猫の痙攣

猫が痙攣する理由はたくさんありますが、寝ている時や、激しい運動の直後に筋肉疲労でピクッと筋肉が痙攣している場合、特に心配はいりません。

猫が骨折や出血、頭部への外傷を受けた場合や、食べてはいけないものを食べた中毒などで痙攣している場合は、すぐに獣医に診せましょう。

猫の痙攣が病気の一つの症状の場合、てんかんや腎臓病、心筋症、動脈血栓閉塞症(どうみゃくけっせんへいそくしょう)などの可能性が考えられます。

てんかん

てんかんとは、普段は普通に生活しているのに、脳内の神経回路がショートして突然発作が起きる病気です。猫では100頭に1頭以下(0.3〜1.0%)の発生率です。てんかん発作は繰り返し起こります。

猫がてんかんの発作を起こす原因は二種類あります。一つは水頭症など先天的に脳の病気を抱えて生まれてきたためにてんかん発作を起こす、特発性てんかんです。もう一つは生まれた後に何らかのきっかけでてんかんを発症した症候性てんかんです。

割合としては症候性てんかんの方が多く、発症のきっかけとしてはケガや中毒、ウイルス感染症からの脳炎、脳腫瘍などがあげられます。

てんかんの発作の種類はいくつかあり、どういう発作を起こすかは様々です。ショートする部分が脳のどの部分にあるかということで発作の出方が変わってきます。発作の種類を見分ける重要な点は、意識が残っているかどうか、全身の痙攣を起こしているかどうかです。

意識があるか見分けるには、様子がおかしいと気づいた時点ですぐに飼い主が声をかけます。声をかけた飼い主を振り返るのか、飼い主の目を見てくれるているかを確認します。意識の有無は発作の型を見分けるのに非常に重要なことです。てんかんの発作とてんかんではない発作とを見分けるのにも役立ちます。

てんかんの発作の症状もおおまかに二つあります。部分発作(部分的な筋肉の痙攣)と全身発作(全身的な大きな痙攣)です。部分発作は意識が残っていて身体が動かないとか、身体の部分的な痙攣だけが起きている場合です。片足だけが痙攣しピーンとつったみたいになることがあります。

猫がてんかんの発作により痙攣している場合は、痙攣している間は静かに見守りましょう。痙攣が落ち着いてから獣医を受診します。発作が出ている最中の動画等、記録をこまめにしておくと受診時に役立ちます。

腎臓病

猫にとって腎臓病は最も厄介な病気かもしれません。急性腎臓病、慢性腎臓病などにより、腎臓の機能障害が起こった場合、尿として排泄されるはずの毒素が体内に溜まり、痙攣などの神経症状があらわれることがあります。猫の足がピーンとつったみたいになったり、痺れたようになっていた場合、腎不全の可能性も考えられます。

心筋症

猫の心筋症は、猫の心臓病の中でも多く発症します。猫が心筋症になる理由は不明です。心筋症は、心筋(心臓の筋肉)が通常よりも厚くなったり薄くなったりすることで、心臓の役割であるポンプ機能が弱くなります。その結果、血液をうまく送り出すことができなくなる循環不全を起こします。症状が急激に悪化し、急死してしまうこともある病気です。

心筋症対策のフードも売っているので食べさせてみるといいですね。

心筋症は、大きく次の3つに分けられます。「肥大型心筋症」「拡張型心筋症」「拘束型心筋症」で猫に最も多く見られるのは「肥大型心筋症」です。

下の動画の猫は、肥大型心筋症により足が麻痺してしまい歩きにくそうですね。

肥大型心筋症は、心臓が筋トレをしたかのように心筋が異常に厚くなり、心臓の中の空間がどんどん狭くなっていきます。そのため、心臓の中に溜められる血液の量が減り、1回の拍動で全身に送れる血液の量が減ってしまいます。その結果、循環不全で見られる、元気がない、疲れやすい、呼吸するのが辛そう、食欲が低下するなどの症状が起きます。

猫が心筋症を発症した時の一番の特徴は後ろ足が突然動かなくなることです。必ず後ろ足が動かなくなるわけではありませんが、後ろ足に血液を送る動脈に血の塊がつまり、栄養や酸素が不足して足が動かせなくなります。

狭くなった心臓の空間のせいで、心臓内では本来生じないはずの血液の乱流が発生するようになり、血の塊ができてしまうことがあります。血の塊が心臓を飛び出し、大動脈の血流にのって後ろ足の動脈の分岐部に差し掛かると、血の塊はどちらにも行けず詰まることがあります。これを動脈血栓塞栓症と呼びます。

後ろ足にいく血液が一瞬でストップしてしまいます。この症状は、両足の場合が多いのですが片側の足だけの場合もあります。暖かい血液が末端にまで行き届かないため猫の足を触ると冷たく感じることもあり、麻痺や壊死が起こります。

動脈血栓塞栓症は緊急性や重篤性が高いため可能性が疑われる場合には、翌日まで様子を見るということはせずに、早急に動物病院を受診してください。

まとめ

猫の足がつるというのは起こりうることですが、なぜ足がつるのかというはっきりとした理由は解明できていません。猫は人間の言葉が話せませんから、動物病院を受診しても、医者が正確な診断をするためには、飼い主の手助けが必要不可欠です。

猫の足がつるという一見軽い症状の裏には重大な病気の可能性が潜んでいます。

足がつることから考えられる病気
捻挫や関節炎など

外傷や脊髄炎、椎間板ヘルニアなどの脊髄疾患

神経や脳に腫瘍

てんかん

腎臓病

心筋症

動脈血栓症

飼い主の周りを歩き回ったり、おもちゃで遊んだり、追いかけっこをしたり、トイレへ行ったり……飼い主には家の中を歩き回る猫の姿はいつもの光景です。

しかし、いつもと何かが違うかもと猫を見て感じた時、猫の様子をよく観察しましょう。病気やケガが原因で、足がつっているかもしれません。

猫は自分の不調を隠したがる傾向があるため、足がつるという些細に見えることでも、正確な原因の特定の為にも、猫の様子を観察しましょう。ちょっとした不調を飼い主の気のせいと思わず、愛する猫と長く暮らす為にも動物病院に連れて行き医師に相談しましょう。

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