猫はダンボールの箱が大好きなんです!
私は猫が狭いところが好きなのは知っていましたが、ダンボールが大好きなのは初めて知りました!
そういえば、テレビの動物の番組やCMなどで猫がダンボールに飛び込んだり、ダンボールの中で寝ているのを見たことがありました。
ダンボールといえば、子猫をダンボールに入れて捨てたりしているイメージしかなかったので、猫がダンボールを好きだなんて思いもしませんでした。
何の変哲も無いダンボールが猫に魅力的に映る理由とは一体何なんでしょうか?早速、調べてみました!
猫はダンボールが好き!
猫はダンボールに目がないというか、入らざるを得ないという証拠の動画を、まずは見ていただきましょう!
上の動画では、ものの見事に次々と猫たちがダンボールに吸い込まれていっています!ダンボールに入った猫は心なしか満足そうに見えますよね。
上の動画の猫は、ダンボールを好きすぎて背負って歩いています!ただ抜けなくなっただけのような気もしますが、四六時中お気に入りの箱とともに生活していますね。
ダンボールの箱に開けた穴に吸い込まれていっていますね!ダンボールがそこにあると、必ずチェックし、入ってみたくなるようです!可愛いですね♪
猫がダンボールを好きな理由とは?
猫が好きな場所とは、暗い場所・狭い場所・身を隠せる場所です。
暗い場所
ダンボールのフタを閉めると、中は暗くなります。猫は暗いところが大好きなので、ダンボールの箱の中は、暗くて居やすい場所です。
狭い場所
猫は箱の中で方向転換できて、寝るとピッタリになるサイズ感を好みます。ダンボールには猫に合うサイズ感のものが多いため、猫はダンボールが好きとも言われています。
猫がダンボールにギュウギュウ詰めに身体を丸めて寝ているとき、安心できているのでしょうね。
身を隠せる場所
野生の猫は外敵に見つからないように、茂みや木陰などで身を隠して暮らしています。猫もダンボールの箱のような、身体を隠すことができる狭い場所が本能的に落ち着くのです。
ダンボールの箱はこの3つの条件が全て揃っており、猫が入りたがるのです。ダンボールの中は猫にとって、とても快適な場所と言えます。
身を隠せる場所にいる猫と、身を隠せる場所がない猫では、ストレスを感じる量に差があります。
多頭飼育の場合や、家や保護施設の中で身を隠せる場所がある猫の方が、身を隠せる場所がない猫よりも、人間や周りや環境と早く馴染めるということが分かっています。
ダンボールの中で安心感を得る以外にも、猫の習性を考えると、箱の中身を知りたいという興味があります。
猫は好奇心が旺盛なため、家の外から運ばれてきた新しいものに興味を持ちます。
配達などで外から届くダンボールに対して、ダンボールの匂いや中身の匂いなどに反応しているようです。
ダンボールに小さな穴(手が入る程度の穴)を開け、オモチャのネズミなどを隠すと、猫は穴から中を覗いて、手を突っ込みオモチャを捕ろうとして遊びます。
逆に、穴を開けたダンボールの中に猫が入ったら、穴から見える位置で猫ジャラシをフリフリしてあげたり指をチラッと入れてあげると、手を伸ばして遊びます。
ダンボールは、猫の狩りの本能に火をつけるオモチャにもなります。
ダンボールの素材は、丈夫で通気性や保温性に優れており、夏は冷んやり、冬は暖かくなるので、猫が快適に過ごしやすい状況になります。
ダンボールで猫は爪を研ぐ動作もします。猫の爪は、古い爪の下に新しい爪が隠れています。
古い爪が丸くなってくると、爪を引っ掛けて新しい爪を出します。古い爪を引っ掛けるのに、ダンボールは最適なようです。
猫のダンボールの楽しみ方
猫のダンボールの楽しみ方は、次にあげる動画のように入る・爪を研ぐ・パタパタと叩いて楽しむ・身体を入れてみる・くつろぐ・ベッドとしてリラックスするなど多種多様にあります。
入る
上の動画の猫は、ダンボールに入るというレベルではないですね。思いっきり滑り込んでます。
ダンボールの端っこがあたって痛くないんでしょうか。思いっきり入った後に、ザーッと滑るまでが楽しいんでしょうね。
爪を研ぐ
自作のダンボール爪研ぎを飼い猫が使ってくれたら嬉しいですよね。しかも材料費はほぼ0円!財布にも優しいですね。
叩いて楽しむ
下の動画は、ダンボールの箱のフタの部分を、パタパタとチェックするのが趣味の猫の動画です。
猫はダンボールが好きですが、上の動画2つのように、猫それぞれ性格が違うように、ダンボールの楽しみ方も違うようですね。
猫を飼われている方は、飼い猫のダンボールの楽しみ方をじっくり観察してみるのも猫の性格がわかって楽しいかもしれませんね!
身体を入れてみる
次の動画は、飼い主のイタズラでいつものお気に入りのダンボールが小さいダンボールに変えられてしまった猫が困惑している様子です。
でも気にはなるのか一応入ってみようとはするんですね。
猫の性格がわかれば、飼い主に何を訴えているのかもわかって、なおさら可愛いですよね。
ダンボールの大きさについても、猫にとってちょうどいいフィット感などお気に入りの箱があるようです。
ベッドとしてくつろぐ
下の動画の猫のように、自分の身体のサイズより小さくても、お構い無しにくつろぐ猫もいるようです。
ダンボールを猫ベッドとしてグッスリ寝る猫もいます。本当にダンボールの使い方は猫それぞれですね。
飼い主の中には動画のように、猫ハウスをダンボールで作ってあげる方もいます。猫も大喜びですね。
ダンボールハウス
ダンボールは猫と飼い主のアイデアによってどんな形にもオモチャにもなる、ハッピーアイテムですね!
猫がダンボールをかじる理由
猫がダンボールをガリガリとかじっている様子を見たことはありませんか?ゴミを散らかしている光景にも見えます。
猫のダンボールかじりですが、原因として以下の3つが考えられます。
1つ目は歯の生え変わりによるかゆみです。
子猫の乳歯は生後1ヶ月で生え揃い、3〜6ヶ月で永久歯に生え変わります。この頃は歯がとてもかゆくなるのが特徴で、かゆみを軽減するために、ダンボールをかんでしまう子猫もいます。
2つ目はストレス発散です。
マイペースなイメージを持たれやすい猫ですが、生活環境に対して不満があったり、一緒に住んでいる猫との相性が良くなかったりすると、猫はストレスが溜まります。
飼い主が相手をしてくれなかったり、遊びが足りなかったり、運動不足でストレスが溜まる猫もいます。そんな溜まったストレスの解消にダンボールをかじってしまうのです。
3つ目はダンボールの匂いが好きという場合です。ただ単純にダンボールの匂いが好きなので、噛んでしまうのです。
ダンボールかじりが酷くなると、誤飲・誤食の可能性もあります。飼い主は猫の行動を見て、ダンボールかじりを出来るだけ防いであげましょう。
まとめ
猫がダンボールを好きな理由は、暗くて狭く、身を隠すことができるという猫の習性を満足させてくれるものだからです。
猫はダンボールが大好きですが、猫の性格によってダンボールの楽しみ方は猫それぞれです。
飼い主は荷物が送られてきたときのダンボールなどを猫にチェックさせてあげて、猫の好みのダンボールを見つけてあげるのもいいですね。
猫のためにダンボールで、手作りの爪研ぎや猫ハウスを作ってあげてもいいかもしれませんね。
猫がダンボールをかじる行動を見せた時は、何かしらのストレスなどが隠されているのかもしれません。
部屋にゴミを散らかされたと思うだけでなく、猫からのサインとして受けとめてあげましょう。
猫とのより良い関係のために、猫が何を訴えているのか、猫の生活環境などの改善に役立ててあげてくださいね。
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