猫のあくびは生理現象だけじゃない!種類からみる4つの心理と病気の兆候!

スポンサーリンク

猫があくびをする姿を見たことはありますか?どんな可愛い猫も口がカパーッと開いて、ちょっと怖い顔になりますよね。

私はいつも、そんなに大きく口を開けて顎が外れないのかなと気になります。

暖かい昼下がりやのどかな雰囲気の中で猫が伸びをしながらあくびをしている姿を見ると、ほのぼのした気分になれます。

私は、猫があくびをする時は眠りから目覚めた時や退屈な時、眠い時だけだと思っていました。

飼い主が猫があくびをした時に、猫の口の中に指を突っ込んで猫が口を閉じることができずにびっくりしているという、猫の可愛い動画を見る機会がありました。

その猫は口に指を入れられてポカーンとしていて可愛かったのですが、私は「この猫はなぜこのタイミングであくびをしたんだろう?」と気になりました。

動画の猫は飼い主のタンスやテーブルの上で、手足を揃えて座っている時にあくびをしていました。特に眠いようには見えませんでしたから、退屈なだけだったんでしょうか。

猫は一体どんな時にあくびをするのか?あくびをする時の猫の心理はどんな状態なのか?あくびからわかる猫の病気の兆候について調べてみました。

猫があくびをする理由

猫があくびをする理由は人間同様、あくびをすることで脳に酸素を取り込もうとしているからです。

酸素が脳に入ることで、脳は活性化されます。眠い時というのは脳の動きが鈍くなってきているので、あくびをする事で脳に酸素を取り入れ、頭と身体を目覚めさせようとする生理現象と考えられています。

あくびのために大きく口を開けることで、温度調節をしているという説もあります体温が上がりすぎるとあくびをすることで体温を下げて適切な温度にしています。

緊急時などに身体の体勢を整えるあくびもあります。

猫は眠い時や退屈な時だけにあくびをするわけではありません。猫のあくびには種類があり、人間とは違う意味が隠されています

下の動画の猫はリキちゃんといいます。飼い主の方がリキちゃんのあくびのシーンだけを動画にまとめています。本当にいろんなタイミングで、さまざまな種類のあくびをしていることがわかります。

猫のあくびの種類

目を閉じてするあくび

目を閉じてするあくびは、猫が眠くなっている時です。寝ようとしているのになかなか寝付けなかったり、飼い主の夜更かしに付き合ったりして起きている時にも出るあくびです。

生理現象のあくびで問題はありませんが、猫がこのようなあくびをしている時は静かに寝かせてあげましょう

目を開けてするあくび

目を開けてするあくびは、猫が心理的にストレスを感じている可能性があります。

猫はストレスが溜まってくると、緊張をほぐすために普段取らないようなあまり意味のない行動をします。『転位行動』と呼ばれる行動です。

寝ている時のあくび

寝ている時のあくびは、若干怒っている可能性があります。猫が寝ている姿の愛らしさに、ついつい触りたくなってしまう飼い主もいるのではないでしょうか。

寝ている猫を触ってしまった時に猫があくびをしたとしたら、それは起こさないでという意思表示です。

 

この投稿をInstagramで見る

 

手を挙げて寝ているように見えたのでパチリ。あくびされちゃった^ ^ #blackcat #猫 #黒猫

@ hatabosanがシェアした投稿 –

まどろみの中であくびをしているのではなく、若干怒ってあくびをしているので、寝ている時はそっとしておいてあげましょう

寝起きのあくび

寝起きの猫がするあくびは、これから目を覚まそうとしてするあくびです。生理現象の一つです。

寝ている間は脳の酸素量が少なくなってしまうため、脳に酸素を送るためにあくびをします。

朝起きた時や昼寝の後に猫があくびをしている時は、これから活動を開始する合図です。

飼い主がかまってくれない時のあくび

猫が飼い主に近寄って来てかまって欲しかったのに、飼い主が忙しいなどの事情でかまってもらえなかった時、飼い主から離れた猫があくびをすることがあります。

このあくびは、かまってもらえなかったことに対する不満の心理を示すあくびです

猫の甘えの行動である毛布などをふみふみする行動を飼い主が無視ししてしまった時のあくびも同様で、猫が甘えさせてほしいと伝えているので、しっかりコミュニケーションをとって親密な関係性が築けるようにしましょう

猫があくびをする時の心理

リラックス

猫が飼い主と一緒にくつろいでいる時やお気に入りの場所でのんびりしている時に、目を閉じて満足そうにあくびをすることがあります。この時の猫の心理はとてもリラックスしています。

不満

猫が寝ている時や毛づくろいをしている時、飼い主が猫の身体に触ると、いきなりあくびをすることがあります

このあくびは「止めて、触らないで」という不満の心理の現れです

猫同時がケンカをしている時にいきなりあくびをする時は、不満もしくはちょっと落ち着こうという心理状態です。

飼い主の行動に対して猫があくびで不満を表現している場合、そのままその行動を取り続けると猫から痛い目に遭わされたりするので、そっとしておいてあげましょう

 

この投稿をInstagramで見る

 

ストレスであくびばっかりされた #猫 #キジ #雑種 #ビネガー #ねこひつじちゃん #カーミングシグナル

Saori❤️さん(@sugaveeee_0512)がシェアした投稿 –

ストレス

イタズラした猫を大きな声で叱っている時に、猫が突然あくびをしたり身体をなめたりすることがあります

この猫のあくびは、大好きな飼い主を怒らせてしまった時や、突然大きな音がして驚いた時に見られます

猫は本来臆病な動物ですから、大変なストレスを感じています

猫は心理的に怖いと感じた時にそのストレスをやり過ごすためにわざとあくびをするのです。猫を観察していると、このあくびを頻繁にやっています。

この場合のあくびは目を見ると猫の気持ちがよくわかります。下の動画の猫のようにあくびをしながら目をかっと見開いています

敵意はないよ

猫と目が合うたびにあくびをしてくるという時は、敵意がないということを伝えています

猫にとって目と目を合わせるということは、ケンカをする敵だと思っているという意味があります。

そのため、あくびをすることで飼い主に敵意はないということを伝えようとしているのです。

猫のあくびと病気の兆候

猫のあくびには重大な病気の兆候が隠されている可能性があります。注意深く猫のあくびを観察しましょう。

病気の種類によってあくびの種類も少しづつですが違います。

誤飲誤食

猫が頻繁にあくびをする時、何かを誤飲誤食してしまった可能性が考えられます。

苦しそうにあくびをしながら下を向いたり、あくびをしながら嘔吐する場合は、様子を確認して長引くようなら動物病院へ連れて行きましょう。

口内炎・歯肉炎・口腔ガン

猫は病気の場合、あくびをしやすくなります。あくびとともに口臭がする場合は、『口内炎』『歯肉炎』『口腔ガン』などが考えられます。

口内炎ができると口の中に違和感を感じてしまうため、結果的に下の動画のようにあくびをたくさんするようになります。

猫に多い病気の一つである口内炎は歯磨きによって防げる病気です。

ネット通販やペットショップに行けば、下のジェルのようなたくさんの猫の歯磨きグッズが売られているので、一度見てみてはいかがでしょうか。

 

 

よだれが減りました
12歳の猫ちゃんですが、よだれが垂れ出したので、獣医さんに診ていただいたら、口内炎で完治は難しいと、ステロイドの塗り薬など処方されました。
毎回塗り続けるのは嫌だと思い、こちらを使わせていただいたら、ほぼよだれは止まりました。
有難うございました!今後もリピートさせていただきます。

 出典:楽天市場

猫ウイルス性鼻気管支炎・猫風邪

猫があくびをしながら涙を流したりくしゃみもするようなら、猫ウイルス性鼻気管支炎や猫風邪かもしれません。念のため熱を測ってみてください。

まとめ

猫のあくびにはいろいろな種類があり、その一つ一つに意味が込められており、言葉では会話できない猫からのサインが読み取れます。

生理現象としてのあくびはあまり問題ではありませんが、それ以外のあくびは飼い主とのスキンシップ不足やストレスで出ているあくびです。

猫がこのようなあくびをしている時は、猫の状態に気を配り、ストレスを和らげてあげましょう

猫のあくびから病気を知ることもできます。猫の口内環境の悪化誤飲誤食の早期発見のためにも、猫のあくびを注意して見てみてください

猫は気まぐれでマイペースな動物のイメージが強いですが、いつも飼い主や周りにいる相手に対して細かなサインを送り続けています。

猫の様子をよく観察して、猫のあくびの一つにも沢山の思いが込められていることを読み取って、猫との暮らしをもっとより良いものにできたらいいですね!

スポンサーリンク

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です