猫にしつけをする場合は、もともと犬のようなしつけ方をしてもほぼ効果がないということを、あなたはご存知でしょうか?
一般的には《猫にしつけをする》ことは、難しいというイメージや「そもそも猫にはしつけができないんじゃないの?」などと思われることは多いかもしれませんね。
また「猫にしつけは無理でしょ?」と思われている飼い主さんの中には、犬のようなしつけ方で愛猫をしつけてみたけれど効果がなかったので「猫はしつけられない」と誤解していることがあるかもしれません。
しかし、しつけが難しそうなイメージの気ままな猫とはいえども、人と一緒に暮らしていくには、ある程度の基本的なルールなどのしつけをしなければいけません。
そこで、もしかして飼い主さんが今まで誤解してたかもしれない猫のしつけ方についてや、しつけのコツや猫のしつけでできることなどをご紹介します。
猫と犬の比較
猫の一般的な性格といえば、マイペースで自由気まま。その気まぐれさやツンデレぶりが猫の魅力の1つともいえますね。
さらに、猫の飼い主さんは《愛猫が自分のいうことを素直に聞く》ことがあれば、ちょっと調子が狂うなんてこともあるかもしれませんし、あまり犬のような従順さを猫には求めてはいない飼い主さんは多いかもしれません。
そこで、ペットの中では人気を二分する犬との脳の違いやしつけ方の違いなどを比較しながら見ていきましょう。
猫と犬の頭の良さの違い
猫と犬で脳の重さや、頭の良さを数値化して比較すると、データ的には犬の方が少しだけ頭がいいとされています。データから見ても一般的には、猫よりも犬の方がいうことをよく聞くイメージは強いかもしれませんね。
ただし猫は学習能力がとても高く、記憶力は犬よりも優れているともいわれています。
犬は上下関係がはっきりした群れの中で暮らしていますので、飼い主さんやリーダーに従い行動をします。反対に猫はもともと単独行動する生き物ですので、誰に従うこともなく自由に暮らしています。
犬は従順で人間のいうことをよく理解できるといわれていますので、しつけをしやすいことはあるかもしれません。反対に、猫は気まぐれであまり人のいうことを聞かない印象はありますね。
実際には従順な性格で飼い主さんのいうことも理解できる猫や、犬のような芸までできる頭のいい猫もいますので、頭の良し悪しは猫と犬の比較ではなく、個体差が大きいといえるのかもしれませんね。
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猫と犬の思考の違い
もともと猫と犬はモノの捉え方がまったく違います。したがって当然しつけ方にも違いがあります。
犬は人の言葉を聞くと、その言葉を響きとして理解しているといわれています。ですので、ほめたり叱ったりと言葉でいって聞かせるしつけは犬には比較的効果があるのでしょう。
しかし、猫を飼っているあなたは、愛猫に犬と同じように言葉でいい聞かせるしつけ方をしても、聞いているそぶりもなくそっぽを向かれた経験はありませんか?単純に猫は【ツンデレ】だからと、思ってはいませんでしたか?
犬なら飼い主さんから「よし」や「いい子」と褒められると、その言葉の響きから【良いこと】だと分かるといわれています。【いい聞かせ】も大抵は通用しますよね。
また「ダメ!」と叱られれば【いけないこと】と理解しますので『次からしてはいけないことなんだ!』と学習することができるといわれています。
猫に犬のような「ダメ!」や【いい聞かせ】がなかなか通用しない理由とは、猫と犬の思考や覚え方の違いともいえます。そして実は、もともと猫は犬のような覚え方が苦手だったり、できない思考なのだそうです。
ですので、飼い主さんのいうことを理解して行動する犬と、飼い主さんの言葉を聞いても行動しない猫では、しつけ方にもかなりの違いがあるといえます。
以上のように、猫には犬のようなしつけ方はあまり効果がないことを知っておくことは、猫にしつけをしていく上では大切なことですね。
猫の効果的なしつけ方とは?
猫には犬とは違ったしつけ方のコツがあるようです。次にどんな風にしつければ猫に効果があるのかを見ていきましょう。
猫のしつけはいつからはじめるの?
猫の基本的なしつけは、猫を引き取ったらなるべく早めに行うことが大切です。飼ってしばらく経ってからでは、いろいろな困ったイタズラを覚えてしまうかもしれません。
その家のルールや基本的なしつけはなるべく最初から教えていった方が、その後に困った行動をとることも少ないでしょう。
猫を叱ってしつけてもいいの?
猫にやって欲しくないイタズラを「ダメ!」と叱ってもやめなかったり、さらにくり返しイタズラされた経験はありませんか?
そもそも猫は群れで暮らしてはいませんし、リーダーに従うこともありませんので、犬のように飼い主さんのいうことに従ったりたりすることもほとんどありません。
ですので、猫を効果的にしつけるには、犬のように叱ってしつけることはNGだといわれていますし、もちろん体罰もいけません。
猫にとっては、叱られた内容は忘れてしまっても、叱られた事実が嫌な記憶として残ります。そうなると叱った飼い主さんを怖がるようになってしまうかもしれません。
愛猫に微妙に距離をとられたり、嫌われて二度と近寄ってくれなくなる場合もありますので、猫のしつけの際にはくれぐれも叱ったり、体罰などを加えないようにご注意ください。
猫の困った習性?
一般的に猫が自分から行動しようとする時には、犬のように飼い主さんにいわれたことを理解して行動をすることはなく、猫自身の過去の【体験】の良し悪しで行動をしているといわれています。
猫は記憶力がいいこともあり、自身が過去に体験した中でも【楽しくていい体験】をよく覚えています。そして、猫の行動のきっかけになることとは、過去に自分が行った【楽しくていい体験】なのです。
そして、猫は自分にとっての【楽しくていい体験】を何度もくり返すという行動傾向が強いようなのです。
例えば、うちでもよくある光景ですが……PC作業中にキーボードに座られるという【猫あるある】です。一度いい思いをしたことを何度もしたがりますし、困っている行動でもいきなりやめさせることや、いってやめさせることには無理があるようです(;’∀’)
PCのキーボードの他にも、テレビの上などにも上って座りますよね。暖かいのが気に入っていることと、TVを観ている飼い主さんへのかまってアピールを兼ねている場合もあるでしょう。
作業が進まなかったり、テレビが倒れたりと危険なこともありますので、できればやめてほしい行動ですよね。しかし、すでに覚えてしまった猫にとっての【楽しくていい体験】をいきなり「ダメ!」といってやめさせようとしても、そう簡単にはやめてはくれないでしょう。
猫にとっては、飼い主さんが自分に向かって何かを伝えていることくらいは分かるのかもしれませんが、何をいっているのかは、きっと意味不明ですね( ;∀;)
今までは犬にするように、言葉でいい聞かせるしつけ方で愛猫がいうことを聞いてくれないと困っていたあなたは、猫には、いい聞かせるしつけはほとんど効果がない、ということと自分にとっての【楽しくていい体験を何度もくり返す】ということは、知っておいた方がいいでしょう。
猫が困った行動をくり返す理由とは?
猫が人間にとっては困った行動をくり返し行う理由とは、過去に自分がした【楽しくていい体験】をずっと覚えているためだといえます。飼い主さんにとっては危ないのでやめてほしかったり、困ったイタズラだったとしても、猫のとっては過去の【楽しい体験】です。
猫の記憶力の良さで考えてみても、愛猫は悪気もなく【覚えている楽しくていい体験】を何度もくり返しているだけなのだということです。
猫にやめてほしことをしつける効果的な方法とは?
飼い主さんが愛猫にやめてほしいことをしつける場合は、無理やりやめさせようとしても【楽しくていい体験】だと思っていれば【いい体験をくり返す】という猫の習性からすぐにやめさせることは難しいでしょう。
ですが、効果的な猫のしつけ方はあります。それは「これって最高ニャ!」と愛猫がご機嫌でしている困った行動を、愛猫にとっての【大嫌いな体験】に記憶丸ごとすり替えてしまうという方法です。
猫がお気に入りの行動【いい体験】をしたときに、ビックリさせることで【いい体験⇒こわくて嫌なことがおこる体験】と記憶させます。何度もビックリさせることで愛猫にとっては【嫌いな体験】となりますので困った行動を防ぐことになっていきます。
少し時間はかかるかもしれませんが、単純な方法なので試してみることをオススメします。
また、猫の困った行動を発見したら、すぐその場で対処することも大切です。人間だってすぐその場でいわれなければ「あとからいわれてもねえ~”(-“”-)”忘れちゃったし……」となりますよね。
猫のしつけでできることまとめ
猫や飼い主さんに危険がおよぶような行動や困ったイタズラは、いくら可愛い愛猫といえどもやめさせたいことですね。そこで、猫のしつけでできることの基本や、困った行動をやめさせる具体的なしつけの方法などをいろいろと見ていきましょう。
- トイレ⇒トイレの場所を覚えさせるしつけ=トイレ以外の場所で粗相させないしつけ
- 食事⇒愛猫の体に合った適量をある程度決まった時間に食事させるしつけ=盗み食い防止のしつけ
- 爪とぎ⇒決まった場所で爪とぎさせるしつけ=してほしくない場所での爪とぎを防止するしつけ
- 遊び⇒おもちゃで遊ばせるしつけ=人の手がおもちゃだと認識させないしつけ(噛みつき、引っかき防止のしつけ)
- 寝る⇒自分のベッドやケージで寝ることを覚えさせるしつけ=夜の運動会を防止するために人間とおなじリズムで寝るようにするしつけ
基本のしつけ1【トイレ】
しつけの基本はトイレですね。臭いの誘導でトイレトレーニングはそれほど手間取ったりしないはないかもしれません。トイレ以外の場所で粗相させないためには、はじめにトイレの場所を覚えさせることが重要です。
新しいトイレには、引き取り先からもらってきた愛猫のオシッコの臭いのついた猫砂を混ぜておきましょう。臭いがすれば、そこがトイレだと分かりますので比較的すんなりとトイレを覚えてくれます。子猫なら生後3週間以降くらいからトイレのしつけができます。
愛猫が、ソワソワしたりクンクン臭いを嗅ぐしぐさをしたらトイレにいきたいサインです。はじめは抱っこしてトイレまで連れていってあげましょう。何度か連れていって1週間もすればそのうちオシッコの臭いでトイレを覚えるでしょう。
■粗相防止のしつけ
発情期のスプレー行動などの粗相防止の方法の1つは、去勢、避妊手術をすることで解決することは多いでしょう。
なかなかトイレを覚えなかったり、いろいろな場所で粗相をくり返してしまう場合には、トイレの場所やトイレ本体、また猫砂が気に入らないことが原因なのかもしれません。
- トイレはいつも清潔に掃除しておく
- 静かで人通りが少ない場所にトイレを移動させる
- もう一つ他の形状のトイレを用意して別の所においてみる
- 猫砂の好みを知るために各トイレに別々の猫砂を入れておいてみる
- 一度粗相した場所に猫の嫌いな臭いの防止スプレーなどをかけておく
以上のような対策を試しても粗相してしまう場合は、愛猫にストレスや病気が隠れている可能性がありますので、かかりつけの獣医師さんに相談することをオススメします。
【↓フェロモンでマーキングや粗相防止するものです★爪とぎやイタズラにも効果があるようですね★コンセントに差し込んで拡散させるタイプとスプレータイプが選べます】
基本のしつけ2【爪とぎ】
猫はマーキングや気分転換、爪を整えておくために爪とぎの習慣があります。しかし、家中ところ構わず爪とぎされて、壁や家具がボロボロになってしまっては困りますよね。
愛猫に固定の爪とぎの場所を覚えさせて、壁や家具などでは爪とぎさせないようにしつけることはとても大切なことです。
猫の爪とぎというのは、習性なのでやめさせることはできませんが、決まった場所や決まった爪とぎ用品で、爪とぎさせるしつけをする事はできます。
猫にも素材の好みがありますので、はじめのうちは爪とぎ用品を何種類か用意して固定の場所に設置してようすをみることをオススメします。
ある程度好みがわかったら、その爪とぎ用品を何箇所かに設置しておくといいでしょう。爪とぎ用品に猫の好きなフードの臭いをつけておくなどでも誘導には効果的かもしれません。
愛猫のお気に入りが見つかれば、好みの爪とぎ用品のある決まった場所で爪とぎすることを覚えてくれます。
■爪とぎ防止のしつけ
猫は買ってきた爪とぎ用品が気に入らない場合、爪とぎ用品以外のもの(壁やソファ、カーペットなど少しでも爪が引っかかって感触のよいもの)で爪とぎすることを覚えてしまうことがあります。愛猫には、決まった爪とぎ用品以外での爪とぎは禁止するしつけをしなければなりません。
以上のように爪とぎされる前に対策をしておくことがオススメですが、猫の好みや個体差もありますので、あくまで予防の1つと考えた方がいいでしょう。 【↓手の届く範囲の壁などに貼り付けて爪とぎ防止対策★貼り直しや、後から簡単にはがせて壁にキズも残りません】 【↓イタズラされたくない場所や爪を立てられたくないところに吹きかけるだけ★柑橘系の猫の嫌いな臭いのイタズラ防止スプレーです】 完全室内飼いであれば、食べ過ぎで愛猫が肥満にならないようにと、決まった時間に適量を守ってあげることの方が多いかもしれません。 しかし、外飼い猫ならば自分の好きな時間に好きなだけゴハンを食べるのが自然ですね。中には大量に置きエサをする飼い主さんもいっらしゃるかもしれません。 室内飼いの愛猫のために、置きエサを大量においておくことは、大切な愛猫の健康を考えると肥満が原因の病気にかかるリスクもありますのであまりオススメはしません。 もしも置きエサがなくなった状況になれば、空腹にたえられず人間の食べ物を欲しがったり、盗み食いなどしてしまうことも考えられます。ですので、室内飼いの愛猫でしたら朝晩である程度の時間を決めて、愛猫に合った適量のフードで満足できるようにしつけをしておくことは大切です。 食事時間や量など、ある程度決めてしつければ、愛猫も飼い主さんが決めたルールやフードの量になれていきます。「猫はちょこちょこ食べるのが普通だから……」と置きエサなどをしなくても全く問題はありません。 ■盗み食い防止のしつけ 愛猫が欲しがるからといって人間の食べ物を与えることは健康上よくありませんよね。ただ、猫の個性にもよりますが、食いしん坊の愛猫なら、飼い主さんがいつも食べているご飯やお菓子に興味を示して欲しがることはあるかもしれません。 しかし、人の食べ物は猫にとっては味付けが濃く、中毒を引き起こすような危険な食べ物もたくさんあります。 飼い主さんが食事中に愛猫に鳴かれたので思わずおかずを与えてしまい【いい体験】として愛猫が覚えてしまうと、しょっちゅう鳴いて催促をされる可能性もあります。また、人の食べ物を覚えてしまうと、飼い主さんが留守中に盗み食いをしてしまうかもしれません。 猫用のオヤツ程度はいいとしても、日常的にもフードをあまり与えすぎないように気をつけることは大切です。また、人の食べ物を盗み食いしたり、欲しがったりさせないことはしつけでできる事です。 例えば、食いしん坊の愛猫さんが人の食べ物を盗み食いしようとテーブルに上った時には、単純ですが驚かす方法が効果的です。 盗み食いしそうになったタイミングで愛猫が嫌がる大きな音を立てたり、鼻先に水のスプレーを吹きかけたりを何度もしつこくすることで、驚くと同時に【嫌な体験】と記憶させていきます。 はじめのうちは、愛猫もビックリして一旦行動をやめます。ですが【楽しくていい体験の記憶】であれば、またテーブルに上って盗み食いをしようとする可能性はあります。 もしも一度で効果がなくでも、飼い主さんが諦めずに何度も何度も根気強くしつけることで、猫にとってはテーブルに上がることがやがて【嫌な体験】となり、盗み食いもしなくなります。 愛猫には、はじめからおもちゃで遊ばせるしつけをした方がいいでしょう。愛猫を手で遊ばせないことで、人の手がおもちゃではないとしつけることはできます。 子猫なら、ついついかまうときに手を出してしまうことはあるかもしれません。ですが、はじめに軽い気持ちでふざけて手でじゃらしてしまうと、のちのちやめさせることが大変になってしまいます。 人の手がおもちゃだと思って遊びだしてしまうと、次回から愛猫は《人の手=おもちゃ》だと覚えてしまいます。 ■噛みつき、引っかき防止のしつけ 人の手がおもちゃではなくて、おもちゃが他にあることを教えれば人の手に噛みついたり、引っかかれることはなくなるでしょう。 子猫のうちは、まだ甘噛み程度かもしれませんが、成長するにしたがい遊び方も活発になります。手で遊んでくれることを愛猫が覚えてしまえば、じゃれついて興奮してくると本気噛みされたり、飛びつかれて引っかかれたりと飼い主さんがケガをしてしまうことにもなります。 夜、飼い主さんが寝るときは、愛猫もケージ内の自分のベッドで寝ることを覚えさせるしつけはできます。 飼い主さんが就寝中に夜の運動会をされて、うるさくて眠れなかったり、物を壊されたり、走り回って愛猫がケガをする可能性もあります。夜の運動会防止のためのも寝る前に充分遊ばせて、人間とおなじリズムで寝るようにしつけておくことは大切です。 ★うちで行った例です⇓⇓ ②愛猫をケージに誘導して中のベッド付近にオヤツをおき、オヤツがあることを教える ③ケージに入ったら褒めながらドアを閉めて『おやすみ、また明日!』と声をかける はじめ慣れないうちは「出して~!!」と、鳴く可能性はありますが、その場合はケージの中の愛猫に《追いおやつ》をしておくと満足して静かになります。 うちでは機嫌がよければ「ハウス~!」で猛ダッシュしてケージに入ります。ただ……その時手にしているのが《はまりオヤツ》じゃない時は、呼んでも来なかったり、慣れてきてそのオヤツに飽きると「それじゃない!」と隠れて出てこなくなるなどの抵抗をすることもあるため、いつもオヤツのバリエーションは多めにしています(;^ω^) 今ではすっかり夜はケージで寝ることを覚えたので、ある程度の時間になると知らない間にケージのベットでまっていることもあります。「ボク、今から寝るからオヤツちょうだい!」と鳴いて催促されてしまうこともあります(;’∀’) うちでの例のように【ケージで寝る=オヤツがもらえる】と記憶させれば意外とすんなりケージで寝ることを覚えれくれるのではないでしょうか。 愛猫に基本のしつけができたら、少しづつレベルの高いしつけをすることもできるでしょう。猫にも個体差はありますが、愛情をもってしつければ、いくら言葉が理解できない猫にも難易度の高いしつけはできます。 名前を呼ぶと返事をしたり、やってくるようにするしつけは、くり返し名前を呼ぶことでできるようになります。 その時も【いい記憶】として覚えるように、はじめのうちは、愛猫の好きなオヤツを手にもって名前を呼ぶようにすると、喜んでシッポを上げながら走ってきてくれます。【○○(名前)と呼ばれる=オヤツがもらえる】と記憶させます。 はじめは自分の名前だと分からない可能性はありますが、何度も呼べば自分のこととして理解してくれるでしょう。 【↓マロちゃんのお返事「は~い!」】 慣れればオヤツがなくても、名前を呼ぶだけで返事をしたり、やってくるようにしつけることはできます。できたら大げさに褒めたり愛猫が納得するまでなでてあげるといい体験の記憶になります。 お手、お座り、バーン!、サイドなどの犬のようなしつけについては、うちの例なのですが、昔実家で飼っていた犬にしつけをしたことを思い出しながら試してみました。 【↓うちと同じロシアンちゃんですが、この子の芸はベテランの域ですね!スムーズな連続技でスゴイです★★★( *´艸`)】 教えたのはオヤツを与えるときですが、短時間でくり返し続けているとできる瞬間がありますので、その時はすかさず大げさに褒めてご褒美を与えます。それを何度かくり返して記憶に定着させていきますが、次の日も同じことをしてもう少し定着させていきます。 数日続ければ記憶が出来上がりますので、しばらく経ってから試しても覚えていることが多いです。忘れないようにオヤツの時には3回に1回くらいは試したりしていますが、いつも上出来です(^_-)-☆猫の学習能力や記憶力の高さにはスゴイです! ほんの遊びのつもりでくり返し教えたら次々とクリアできたので、おもしろくなってどんどん教えて込んでしまいました。現在も、次に愛猫ができそうな芸を思索中です(#^.^#) 猫に芸を教えるのは、やはり犬と比べると覚え方も違うし集中力も続かないため、覚えるまでに時間がかかってしまうことはあります。性格などの個体差はありますが、毎日時間を決めて少しずつ教えていけば、あなたの愛猫も一芸ができるようになるかもしれませんよ(^_-)-☆ 【↓中には「実は犬なの?」と間違えるような芸ができる猫もいるようです★「もう一回なげて♡」と飼い主さんが投げたボールを取ってくるなんて技はまさに犬ですよね?( ゚Д゚)↓↓↓】 少し難易度の高いしつけも、猫によっては教えなくても自然にできちゃう子もいるようですが、どちらにしてもしつけは猫にとっての【楽しくていい体験】がとても重要になります。 一度でできなくても、辛抱強くくり返し教えることは大切です。その時は必ずオヤツを片手に!さらに毎回たくさん褒めてあげることで、猫も喜んで覚えてくれるようになるのではないでしょうか。 猫のしつけでできることをまとめてみると、犬とのしつけ方とは少し違っていて、猫の思考や習慣からしつけ方にはコツがあることがわかりました。 猫は、後からしつけの修正ができないわけではありませんので、猫の年齢に関係なくいつからでもしつけはしていけます。しかし、人間でも同じことがいえますが、一度覚えてしまった癖をやめさせるようなしつけは、普通にしつけをするよりも何倍も労力と時間がかかってしまいます。 ですので、猫を飼いはじめたらすぐに基本のしつけを覚えさせることと、《自分が過去にしたいい体験をくり返す》という猫の特性を理解した上でしつけをしていくことが大切なポイントになるのではないでしょうか。 愛猫とより一層コミュニケーションをとるためにも、しつけをきちんとすることは大事なことですね!
基本のしつけ3【食事】
基本のしつけ4【遊び】
基本のしつけ5【寝る】
レベルアップしたしつけ
まとめ