猫って小さくてもこもこしてて、ホント可愛いですよね。でもだからこそ「猫は小さいから本気で噛んできても大したことはない」って思ったり、ついつい油断してしまったりしがちじゃないですか?
油断しちゃう気持ちはわかります。すりすり寄ってきたり無防備に寝てる猫って、ぬいぐるみみたいで可愛いですもんね。こんな可愛い生き物なんだから、がぶっと噛んできたとしても大丈夫、ちょっと痛いだけで終わるでしょ、って思っちゃいますよね。
でも実は、猫が本気で噛んできた場合に人間が感染症にかかる可能性、つまり病気にかかる可能性は、なんと犬よりもずっと高いのです!!
猫を初めて飼う方や、猫にあまり触れていない方だときっとピンと来ませんよね。
その感覚もわかります。私も猫を飼って噛まれるまでは、「『狂犬病』なんて名前の病気があるくらいだから、犬に噛まれる方がすごい病気にかかるんだろうな、噛まれて病気になる人の数も多いんだろうな~」ってぼや~っと思ってましたから。
でも、初めて猫に噛まれてから経験したことや病院の先生の話などから「猫の本気噛みの傷は犬よりやばい。放置したらダメだ」ってことが身に染みてわかりました。
今回はそんな私の経験を交えながら、猫に本気噛みされるとどんな病気にかかる可能性が高いのかということや、猫に噛まれてけがをしたらどんな応急処置をしたらいいのかということなどについてお教えします。これから猫を飼おうという方は、しっかり読んで頭に入れておいてくださいね。
猫に噛まれるとかかる可能性のある病気
パスツレラ症
猫の口の中に常在していているパスツレラ菌が原因の感染症です。健康な猫の口の中にもいる菌で、猫には無害です。が、引っかかれたり噛みつかれたりしたことで人間が感染すると患部がひどく痛んで化膿したりします。重症化すると骨髄炎や敗血症を引き起こして、死に至ることも。
免疫の低い小さな子供や、免疫が低下している持病のある人だと重症化しやすいので、特に気を付けなくてはなりません。
バルトネラ症
猫の血液中にいるバルトネラ菌による感染症です。別名を「猫ひっかき病」といいます。その名の通り、猫にひっかかれることによって人に感染することもありますが、噛まれた時にも感染します。1割程度の猫がこの菌を保有しているとのことです。
猫は感染しても特に症状が出ません。けれども人間が感染すると、噛まれてから2~3週間後くらいにリンパ節の腫れや発熱といった症状が出ることがあります。そしてまれにではありますが、重症化することも。重症化した場合には、脳症や髄膜炎などを引き起こします。
狂犬病
「狂犬病」なんて名前をしていますが、実は犬だけの病気ではありません。猫を含む、ほとんどの哺乳類が感染するウイルス性の病気です。狂犬病にかかっている猫に噛まれて感染して発症したら、100パーセント死亡します。
1957年に猫が感染した事例を最後に、日本国内の動物においては狂犬病の発生は確認されていないようです。が、今後海外から狂犬病ウイルスが持ち込まれる可能性がないわけではありません。そして、猫が外に脱走した際に、持ち込まれたウイルスに触れない可能性も、僅かかもしれませんが、あります。
だから一応、こういう危険な病気もあるんだ、と覚えておいた方がいいでしょう。もしかしたら、海外で猫に接触する可能性もあるかもしれませんしね。
狂犬病は、猫にも症状がある病気で、かかると泡を吹くなどの症状や発熱などの症状が出ます。光や音、接触に過剰に敏感になったりもしますし体にマヒが出ることも。
人間が感染すると、頭痛や発熱といった症状が出たり、だるくなったりします。そして、病気が進行するとマヒや幻覚が現れたりし出して、最終的には死に至るのです。
だからもし泡を吹いたりおかしな行動をしている猫がいたら、絶対に噛まれないようにしてくださいね。
破傷風
土の中にいる破傷風菌が原因となる病気です。特に野良猫や外飼いの猫ちゃんに噛まれた際に注意が必要な病気になります。野良猫や外飼いの猫ちゃんが破傷風菌の土を舐めると、舌に菌がくっつきます。その状態で人間を噛むと破傷風菌が傷口から人間の体に入り、感染してしまうのです。
感染すると、噛まれて3〜21日程度経過してから発熱や全身の筋肉のこわばり、けいれんといった症状が出たりします。発症した場合の死亡率が高く、治っても障害の残ることが多い恐ろしい病気です。
予防接種で防げる病気でもあるので、心配な人は予防接種を考えてみるのもいいかもしれませんよ。ちょっと費用はかかっちゃいますが……。
なぜ犬よりも猫の本気噛みの傷の方が病気になりやすいの?
犬に本気で噛まれたときより猫に噛まれたときの方が感染症にかかる可能性が高い、と記事の冒頭でお伝えしましたが、それだと「猫の口の中の方が汚いせいなのかな、猫は不潔なのかな」って思ってしまったりしますよね?
実はそうじゃないんです。犬の口の中にも、猫の口と同じくらい菌がいます。
調べたところ、猫の噛み傷の方が病気にかかる可能性が高い理由は「猫の牙が細くて鋭いせいで、傷口は小さいのに深い傷になりやすいから」なのだそうです。
猫が本気で噛んでくると、長い牙が噛まれたところにぶっすり刺さります。が、牙が細いので傷の大きさ自体は小さく、一見すると大したことがないように見えます。その傷の小ささが災いして、傷口を洗ったりしても菌が出て行きにくくなってしまうのです。
ところで、猫に噛まれても「牙が貫通しなければ大丈夫でしょ。猫は犬ほど噛む力ないから大丈夫だって」なんて思っている方もいるかもしれません。確かに、犬よりは猫の噛む力は弱いです。が、猫の噛む力ってそれでも結構すごいんですよ。
猫の噛む力を証明するような動画を見つけましたので、見てみてください。まだ乳歯の子猫ちゃんが割り箸などを噛んでいます。
乳歯の子猫でも、割り箸に穴を開けるんですよ。しかも噛んで引っ張ったら、ねこじゃらしも大きくしなります。永久歯が生えた大人の猫だと、もっとパワーがあったりするんです。人間の手の皮膚とか、簡単に貫通しちゃいます。すごいんです、猫も。
あと、余談ですが、免疫力がかなり弱っていたりすると本気で噛まれた時以外の、甘噛みとか舐められたときについた唾液でも病気になってしまうことがありますので、持病があって免疫が弱っている方や、家にまだ免疫力が完全ではない赤ちゃんのいる方などは、それらにも注意しておいた方がいいでしょう。
猫の噛み傷を放置してはいけない理由
猫の噛み傷を「ちょっとの傷だし良いだろう」と思っていると、中に入った菌やウイルスのせいで腫れたり膿んだりします。それだけでなく、適切な処置をしないでいることで外から入る雑菌に感染してそれが原因で膿むことも。
細菌やウイルスの感染があると、膿んで腫れるばかりでなく、普通の傷よりずきずき痛んだりすることもあり、また何もせず放置することで腫れや痛みがさらにひどくなり、治りが遅くなることもあります。
私も、猫に指を噛まれた時、時間が夕方だったこともあって、ちょっと水で洗って消毒薬を掛け、その辺にあった絆創膏を止血するために貼っただけで放置してしまったんですよね。「血は止まったし、今から病院とか、かなり面倒だからいいや」と軽く考えて。
今思えば、その対応がホントダメすぎでしたね。その時点で病院に行ってちゃんと処置してもらっておくべきでした。
時間が経つにつれてだんだん傷が熱くなってきて、さらにずきずきとした痛みが強くなり、そして指がソーセージみたくパツパツのパンッパン状態に腫れてきたんですよ。もう痛くて痛くて、夜あんまり寝れず睡眠不足に。
で、翌日病院に行って絆創膏を外してもらったら、めちゃくちゃ膿んでまして。先生に傷口から思いっきり膿を絞り出されてもう半泣き状態(:_;)
もっと早い段階で病院に行ってきちんとした消毒などをしてもらった上で抗生物質などの薬を処方してもらって飲んでおけば、ここまで膿んで腫れることも、痛むこともなかったかもしれないな、と思います。
これが第一の理由です。痛みや腫れが増したり長引いたりするのを防ぐためには、傷を放置せず病院に行くべきなのです。
感染症の発症や、治療の遅れを防ぐため、というのが第二の理由になります。
噛まれた直後に傷が腫れたりしていなくても、恐ろしい病気にかかっている可能性は捨てきれません。そして、恐ろしい病気にかかっているのに気が付いたときには、治療するのに手遅れとなっている場合があるのです。そうなると最悪命に関わったりすることも。
実際、病院に行かずに傷を放置したことで、抗生物質やワクチンの投与が間に合わなかったり感染症の発見が遅れたりして亡くなってしまった人が実際に何人もいます。あと亡くなるまではいかなかったけど、手足を切断する事態になった、とかいう事例も。
傷の痛さなどが長引くのを防ぐため、そして恐ろしい病気にかかってしまっていた場合に早く治療に取り掛かれるようにするためにも、傷を放置せずに正しい応急処置をし、できるだけ早く病院に行くことが重要なのです。
猫に噛まれた時の応急処置と、行くべき病院の種類
猫に噛まれた時に絶対にやるべき応急処置は1つ。傷を流水でよく洗ってください。すぐに傷を押さえて止血しようとするのはやめましょう。すぐ止血しようとして傷口を押さえて塞いでしまうと、入った菌やウイルスが外に出て行きません。
また、中に入ったのが空気を嫌うタイプの細菌だった場合には、傷口を押さえて空気を遮断することで大増殖してしまう危険性もあります。
だから傷を押さえる前に流水で洗って、中に入った悪いものを少しでも外に出すようにしましょう。水道の蛇口をひねって水を出したままにして、そこに患部をさらして水をかけ続けてください。最低でも5分はやりましょう。
5分水をかけ続け終わったころにはもう血が止まっていることの方が多いとは思いますが、もし止まっていなかったらそこで初めて患部を清潔なタオルなどで押さえて止血してください。
猫に噛まれて出血するとまずそれが怖くてとにかく血を止めなきゃ!って思ってしまうと思います。その気持ちはわかるんです。血がだらだら出てきたりするとホント怖いですもんね。でも、そこで焦ってしまうと後でもっと痛い思いや怖い思いをすることになる可能性があるので、そこはこらえて。
そして応急処置をしたら、できるだけ早く病院に行ってください。特に外飼いの子や野良の子に噛まれた場合は、口の中にいる菌やウイルスの種類や数が多い可能性が高いです。すみやかに受診するようにしましょう。
ちなみに、病院の種類は内科ではなく、外科系(外科、整形外科、形成外科など)にしてくださいね。内科系のお医者さんは傷を専門で診ていないので、適切な処置ができない可能性があります。
あと、あんまりないことだとは思うのですが、もし、止血をしても一向に出血が止まらないとか、猫に体の一部を食いちぎられてしまった、という状況になっている場合は迷わず救急車を呼んでくださいね。そこまで行くと感染症とかいう前に、ホント緊急事態ですから。
猫に噛まれないために
ここまで記事を読んできた方はきっと「猫に噛まれるのって怖いな、噛まれないためにはどうしたらいいんだろう?」ってきっと考えると思います。なのでここでは、「猫に噛まれないためにはどうしたらいいか」をお教えしますね。
猫に噛まれないための行動を知るにはまず、どんなときに猫が本気で噛んでくる可能性があるのか、すなわちどんな理由で猫が人を噛もうとするのかを知っておく必要性があります。
対策をするためには、まず相手の行動や気持ちを知ることが大事ですからね。「敵を倒すためには敵を知れ!」とかいう言葉もありますからね。(猫は敵じゃないですけど(;^_^A))
猫が人間を本気で噛もうとする理由は大きく分けて次の5つです。
- その人のことが怖いと感じたとき
- 機嫌が悪くて八つ当たり
- 触られるのが嫌になったとき
- 遊んでいる最中に興奮しすぎたとき
- 食べ物と一緒に誤って、あるいは食べ物と間違えて
最初から順番に、対策も併せて解説していきますね。
その人のことが怖いと感じたとき
猫は人間が思っているよりも臆病な動物です。自分より大きな動物である人間が急な動きをしたり、大声を出したりすると怯えてしまいます。また、慣れない人が自分の方に手を出してきたりすると「怖い!」と思ってしまうのです。
「噛む」という行動には「ピンチな時に出す、猫パンチを超える必殺技」という側面があります。そのため、怖いと思っている人が近寄ってきたりすると、猫は本気で噛みついてしまったりするんです。ピンチだと思ってる時はもう、猫も必死なので。
対策としてまずやるべきなのは、猫に怖いと思われるような行動をしないことですね。なるべく大声を出さないようにする、とか、急な動きをしないようにする、とか。慣れていない猫の前にいきなり手を出したりするのもやめましょう。
そして、怯えて威嚇していたりする猫には手出しをしないことですね。優しくしてあげれば大丈夫、と思ってそっと手を差し伸べても駄目です。怖いと思ってる猫には通じません。攻撃され、最悪噛まれます。
猫に触るなら、猫が落ち着いて怯えなくなってからにしましょう。人に慣れていない子の場合は、慣れて自分から寄ってきてくれるまで待ってあげてくださいね。
機嫌が悪くて八つ当たり
人間も機嫌が悪いと人に当たることがありますが、猫も人や他の猫に八つ当たりすることがあるんです。っていうか、猫は自分の行動を理性的にコントロールするのが人間より不得意なので、ストレスを感じるとすぐ八つ当たりします。
学術的な言葉だと「転嫁行動」って謂うらしいんですが、ストレスの原因と全然関係ない人や猫に突然パンチをしたり、唸ったり、襲い掛かったりするんですよ。
「え~、本当?適当なこと言ってない?」って思うかもしれませんが、実際うちの猫も外を野良猫が通りがかったときに、まるで関係ない私に攻撃してきたことがあります。
窓ガラス越しに姿は見えるけど、窓が閉まっているために、自分の縄張りに入ってきた相手を追い払ったりすることができなくてイライラMAXになった結果、手近な私に攻撃しよう、ってなったみたいです(;^_^A
他にも、早くごはんが欲しいのに時間になってないからもらえないときに同居猫に猫パンチ食らわせに行ったりとか、大きな音に驚いた後に私に威嚇、とか、おもちゃを取るのに失敗して同居猫に「何見てんだよ!」みたいに攻撃したりとか。
同居猫に八つ当たりで襲い掛かってる動画を見つけました。うちの猫もこんな感じでやるんですよ…。
これ猫同士だからいいですけど、人間に向かってきたらちょっと怖くないですか?
人間は猫ほど反射神経とかないので、八つ当たりで猫が向かってきたら噛まれたりしてけがをする可能性は結構あります。
本気噛み防止のための対策としては、まず機嫌の悪そうな猫の傍に近寄らないこと。触らぬ神に祟りなし、ってことですね。
また、猫のストレス要因を減らせば必然的に、八つ当たりの頻度は減ります。たとえば、頻繁に家の外を通る猫が八つ当たりの原因になっているのであれば、外が見えないようにしてあげれば猫のストレスは減ります。(外が見えないことによって猫のストレスが大きくなることはないです(^^))
様子を観察して猫のストレス原因を探り、減らしてあげましょう。
触られるのが嫌になったとき
猫は孤独を愛する動物です。あんまりべたべたされるのが好きじゃなかったりします。そのため、可愛いからとしつこく撫でまわしたり無理やり抱っこしようとすると、「嫌だにゃ!こっち来るな!寄るな触るな!」という意思を伝えるために噛んでくる恐れがあります。
猫が嫌がっているそぶりを見せたら、猫に触るのをいったんやめて離れましょう。噛まれないためには、猫の意思を尊重してあげることが大切です。
ただ、めちゃくちゃ触られるのが大好きでいつもすりゴロして離れないような子が、ある日突然触ろうとすると威嚇するようになり、全く触らせてくれなくなった、などという場合は、猫が病気になっている可能性があります。
そんなときは病院に連れて行ったりしてあげなければならないので、手袋をして厚手の服を着て防御したり、道具を使って本気噛み攻撃をかわしながら、猫をうまく捕まえてあげてくださいね。
遊んでいる最中に興奮しすぎたとき
私が噛まれた理由はこれでした。指で遊んであげてしまい、興奮した猫に噛まれたんです。
猫の遊びは、狩猟本能を満たすための行動になります。だから興奮して周りが見えなくなってくると、おもちゃでも何でも、獲物を捕まえるときの要領で思いっきり噛んでしまうんです。
遊んでいて興奮した猫に本気で噛まれるのを回避したいなら、猫とある程度距離を取りながら遊んであげるようにしましょう。長い棒が付いているおもちゃを利用したり、ボールを投げてあげたりすれば、猫と距離を取ることができます。
また、あまりにも猫が興奮しすぎてきたら、クールダウンのために休憩をはさむのもいいでしょう。
人間の手や足をおもちゃがわりにして遊んではダメですよ。私のように、食いつかれる可能性が高くなります。手をおもちゃにしてしまう癖のある猫ちゃんを飼っているなら、手足で遊ばないようにしつけ直した方がいいです。
人の体をおもちゃにし出したら遊ぶのをやめて、「人の手足をおもちゃにする→遊んでもらえなくなる」と猫に教えて習慣づけましょう。それだけで、痛い思いや怖い思いをする確率が減りますよ。
食べ物と一緒に誤って、あるいは食べ物と間違えて
最近「猫に手に載せてやれるおやつ」がよく売っています。が、手に載せておやつをやったときに、猫が誤って飼い主さんの手に噛みついてしまう事故も起こっているのです。
猫の目には、動いているものは人間よりもよく見えるのですがしかし、動いていないものは全然見えていません。動いていないものについては、においを頼りに情報を得ています。
そのため、カリカリなどを手に載せて食べさせようとすると、カリカリと手の境目がわからず噛んでしまったりするんです。カリカリを載せた手にはおいしそうなしっかりにおいがついているため、余計に間違いの原因となります。
猫が食いしん坊でせっかちな場合、その危険はさらに高くなるでしょう。手に載せておやつをやるのは、猫が可愛く見えるし飼い主さんも幸せそうに見えるので魅力的です。それは私もよくわかります。
でも実は、実際やろうとして噛まれかけたことがあるんです。TVで見た猫と飼い主さんの姿に憧れてカリカリを手に載せてやっていたところ、猫がうっかりカリカリと一緒に手のひらの肉を噛みかけまして。
軽く噛んだ時点で猫側がはっと気づいて「あっ、しまったにゃ!」って感じで口を離してくれたんで助かりましたが、そのままがぶっと最後まで行っていたら大惨事になっていたと思います。そうなっていたらきっと、猫も「間違えてけがさせた、マジでごめんにゃ…」ってひどく落ち込んでいたことでしょう。
だから手に載せて食べ物をあげるのはなるべく避けた方が無難ですよ。猫に申し訳なさそうな顔をさせてしまうのもかわいそうなので。
まとめ
バルトネラ症
狂犬病
破傷風
※犬に本気で噛まれた時より猫に本気で噛まれた時の感染症件数が多いのは、猫の牙が細くて鋭いため。牙が細くて鋭いと、深い傷になるが傷口が小さい。そのため、洗ったりする処置をしても菌が外に出ていきにくい。
②噛まれたこと由来の病気の治療が遅れるのを防ぐ
水道水を出しっぱなしにし、5分以上傷口に流水をかける。その後で、血が止まっていなければ止血をする。
傷口を流水洗浄した後、すみやかに「外科系の」病院に行って処置をしてもらう。
※もし食いちぎられて体の一部が欠損しているまたは、圧迫しても一向に出血が止まらないときは迷わず救急車を呼ぶこと
八つ当たりしそうな機嫌の悪い猫に手出ししない。猫のストレスの原因を減らす
猫と遊ぶときにある程度距離を取る。人の手足をおもちゃにしないよう猫をしつける
人の手に載せて食べ物をやったりしない
猫はとてもかわいい動物ですが、噛まれると病気になってしまうこともあります。そうなったら飼い主さんはめちゃくちゃ痛くて大変です。
そして、もしそれが原因で飼い主さんに障害が残ったり、飼い主さんが亡くなってしまうようなことになったら、飼い主さんにとっても猫にとってもすごく不幸なことになります。
せっかく猫を飼って一緒に生活してハッピーになっても、そうなったら全部が水の泡。台無しですよね。
そんなことにならないためにも、猫が本気で噛んで来たらどんな病気になることがあるのか、もし噛まれたら傷を放置せずどんな応急処置をすればいいのか、猫に噛まれないためには何をしたらいいのか、といったことをしっかり頭に入れつつ、猫と接するようにしてください。
きちんとした自覚と距離感をもって、猫のことを気遣いながら接することができれば、猫との生活は全然怖いものじゃありません。むしろ癒したっぷり幸せたっぷりなものになりますからね(*^^*)
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