猫が朝飼い主の顔をなめる理由は?猫が飼い主をなめる6つの理由と対策も

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テレビ番組や動画などで、猫が朝、寝ている飼い主の上に乗ってきてなめて起こすという、なんとも可愛い様子を見たことがありませんか?

↓こんな感じの朝は憧れます。朝から幸せですよね。猫は可愛いし癒されます。

猫を飼っている人なら、是非とも1度は体験したい至福の時ですよね。

でも、もしも毎日猫に朝からなめて起こされるとなると、それはそれで寝不足になったり大変ですよね。

猫の舌は猫の毛づくろいの様子でもわかるように、結構ザラザラしているので、なめられた体感は痛いです。しかし、自分の飼っている猫が自分に対して愛情があるから一生懸命なめてくれているのだったら、少しくらい痛かったとしても気にならない人も多いんじゃないでしょうか。

猫は、自分の身体はもちろんですが仲間の猫のこともなめてあげます。ということは、猫は飼い主のことも仲間だと思ってなめているのでしょうか。それとも、寝ている飼い主に何かを訴えているのでしょうか。

今回の記事では、猫が朝から飼い主をなめてくるのはどうしてなのか?どんな理由があるのか?何を訴えているのか?なめないようにするにはどうすればいいのか?についてまとめました。

猫が舐めてくる理由を正しく理解すれば、猫ちゃんともっといい関係を築けるようになりますよ。

猫が朝寝ている飼い主の顔をなめる理由

飼い主が寝て何時間か後や、朝になると猫が枕元に座ったり身体の上に乗ってきて顔をなめてくることがあります。しばらく寝たふりをしていると猫パンチを繰り出してきたりもします。

↓下の動画の猫もなめて飼い主を起こそうとしていますね。

飼い主はせっかく寝たのに結局起こされたり、もう少し寝ていたいのに早起きするはめになったり、貴重な睡眠時間を削って猫の相手をさせられます。ほぼ毎日、朝になると必ず起こしにくる猫もいます。

猫が夜中や朝に寝ている飼い主の顔をなめてくる理由は「遊ぼうよ」と誘っているのです。家で飼われている猫は飼い主と同じサイクルで行動するようになり、夜になると一緒に寝て朝になると一緒に起きるという猫も少なくありませんが、本来猫は夜行性の生き物なので、実は夜は元気なのです。

猫には薄暮行動性という、夜明けや夕方といった薄暗い時間帯に活発になるという野生の頃からの習性があります。それは、薄暗い時間が狩りに適しているためです。夜明けや夕方になってくるとだんだんとやる気が出てきて、自然と活発に行動してしまうのです。

そうでなくても、飼い主が働いている昼間ものんびり日向ぼっこをしながらお昼寝をしているわけですし、夜元気なのは当たり前の話かもしれませんね。

飼い主を起こすために最初から顔をなめる猫もいれば、髪の毛を毛づくろいする猫もいます。猫は思いついたら目的を果たすまで、結構な長い時間飼い主をなめ続ける猫もいます。

猫が飼い主をなめる6つの理由

猫が飼い主をなめてくる理由は、言葉を持たない猫なりのコミュニケーションです。おおまかにまとめると次の6つの理由が猫が飼い主をなめる理由です。

愛情表現

スコット
仲間だにゃ。大好きにゃ。

猫にとっては飼い主も仲間で、信頼しているという愛情表現です。猫は習性として、親子や兄弟同士でグルーミングのしあいをします。これは、お互いに気を許した相手に向けての信頼感のあらわれです。

↓下の動画の猫もママ大好きで最大限の愛情を表現していますね。

要求

リッチ
お腹空いたにゃ。ご飯くれにゃ。
ドラット
構えにゃ。あそんでにゃ。

飼い主にして欲しいことがあったり、構って欲しかったり、お腹がすいたよアピールのとき、トイレを掃除して欲しいときなど、様々なタイミングで鳴き声ではなくペロペロとなめて要求を伝えてくることがあります。

↓下の動画の猫も自分の要求が聞き入れられるまで、容赦なく飼い主をなめていますね。

猫がなめている途中に噛んでくるのも、愛情表現かつ甘えたい気持ちのあらわれです。決して敵意があるわけではなく、構って欲しくてじゃれている程度です。

心配

オット
大丈夫かにゃ?元気出せにゃ。

飼い主が落ち込んでいたり、泣いていたり、病気で体調が悪いときに、猫は飼い主のことをなめることで、元気付けようとしてくれます。

↓下の動画の猫も飼い主を心配して看病してくれていますね。

飼い主の食べたものの味見

アメリー
何食べたにゃ?味見させるにゃ。

お菓子やケーキなど、食べ物を食べた後の手を猫になめられたときは、猫が美味しそうな匂いにつられて食べ物のおすそ分けをしてもらいにきているのかもしれません。飼い主の手をペロペロとなめることで、塩分や油分を味わっていることもあるようです。

↓動画の猫もひたすら飼い主の手を味わっていますね。

飼い主の手の塩分や油分、食べ物を食べた際の香辛料をなめている可能性があるのでそこには注意が必要です。

飼い主がつけているハンドクリームのようなクリームを好んでなめる猫もいるので、ハンドクリームを使用する際は、猫がなめても害のないクリームを使用するなど注意しましょう。

お礼

エキゾナ
お礼になめてあげるにゃ。

飼い主にブラッシングをしてもらった猫が、仲間にグルーミングをしてもらったと認識して、お返しに自分からもグルーミングをし返すことがあります。

↓下の動画の猫も飼い主の髪の毛をグルーミングしていますね。

これは猫同士でもかなり親密な関係でないと見られない行動です。猫にお返しをしてもらえたら、いい信頼関係を築けていると自信を持ってもらって大丈夫です。

消臭

リッチ
違う匂いがするにゃ。イヤだにゃ。

飼い主についた匂いに敏感に反応して、いつもと違う匂いや、自分以外の猫の匂いがするときなど、ペロペロとグルーミングをして飼い主についた匂いを消して自分の匂いをつけようとします。お風呂上がりや外出から帰ってきたときに、猫がペロペロとなめてくる場合はこれが原因です。

↓下の動画の猫もお風呂上がりの飼い主をなめていますね。かわいいですがこれが毎日続くかと思うと大変ですね。

猫の唾液

猫にペロペロと口周りをなめられることもありますが、猫の唾液には様々な菌が存在します。

感染症にかかる危険性があるので、誤って飼い主の口に猫の唾液が入らないよう、口周りはなめさせないようにした方がいいでしょう。赤ちゃんや子供がいる家は特に注意が必要です。知らず知らずのうちに猫が赤ちゃんの口をなめていたなどは本当に避けるべきです。

猫が朝寝ている飼い主の顔をなめる行動への対策

猫が朝飼い主をなめて起こしたりすることによって飼い主が困るのであれば、対策をきちんととりましょう。

一番の対策は猫の言いなりにはならないと断固とした態度で示すことです。寝ている飼い主が猫になめられて目を覚まし、猫の要求に応えてしまうと、猫は「なめれば飼い主が起きる」と学習してしまいます。それを、「飼い主が寝ているときはなめても起きないから諦めよう」に変えなければいけません。

飼い主が寝るときは猫にはケージに入ってもらうという方法もあります。

 

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出典:楽天市場

まだ若い猫の場合は室内で過ごしていると体力が有り余ってしまいがちです。寝る前にひと遊びさせてあげて疲れさせると猫の休んでいる時間も長くなりますよ。

猫が飼い主をなめる行動への対策

ペロペロとなめることは猫にとってはコミュニケーションですが、ザラザラとした舌でなめ続けられるのは痛いですよね。肌が弱い人やアレルギー体質の人は猫になめられることによって肌荒れしてしまうこともあります。

猫になめるのをやめさせるコツは、猫の気をそらすことです。愛情表現やブラッシングのお礼としてペロペロとしているのであれば、飼い主も全身撫で回すように甘やかして、猫の甘えたい欲求を満たしてあげましょう。

↓下の動画は、興味津々の猫と飼い主の攻防ですね。この猫の飼い主は口周りをなめさせず、猫の気をそらすこともやっていますね。

まとめ

猫が飼い主をなめるという行動にも、猫なりの理由があり、思いが込められていることがわかりました。

猫が飼い主をなめる6つの理由
  1. 愛情表現
  2. 要求
  3. 心配
  4. 味見
  5. お礼
  6. 消臭

なめるという行動ひとつにも、6つもの意味が込められているなんて驚きましたね。もしかしたら、猫の性格によっては6つ以上の意味がこめられているかもしれませんね。

猫にとって飼い主をなめるという行動はコミニュケーションをとっているつもりだったんですね。猫がなめてくれたら、甘えたいのか、何かして欲しいことがあるのか、注意して考えてあげましょう。

猫が飼い主を毛づくろいしてくれたときは、しっかりブラッシングやスキンシップで愛情を返してあげましょう。

朝飼い主の顔をなめて起こそうとする行動にも、猫なりの理由がありましたね。猫は人を見て、なめて起こしたりという行動をとっているようです。

猫が飼い主はなめたら起きて要求に応えてくれるという間違った学習をしてしまわないように、最初のうちから「寝ている飼い主をなめても飼い主は起きて要求には応えない」ということを学習させ、対策しましょう。

毎朝かわいい飼い猫に起こしてもらえて、朝からいい気分で起きられると憧れて飼い始めたはずが……寝不足になってフラフラな上に、猫を飼ったことまで後悔なんてことになってしまったら、猫も飼い主もお互いが不幸になってしまいます。

また、飼い主が猫に口元をなめられることで感染症にかかったり、肌荒れを起こしたりすることがあります。飼い主の手についた調味料やハンドクリームなどを猫がなめてしまうのも、猫にとって良いとは言えません。

猫が舐める行動への対策と注意点
  1. 猫に口元を絶対になめさせない
  2. 猫がしつこくなめてくるときは猫の気をそらす
  3. 飼い主は何か食べた後は手を洗ってから猫に触る
  4. 飼い主が肌につけるものは猫がなめても害のないものにする

 

といった対策も心がける必要があります。

猫も飼い主も不幸な結末を迎えない為にも、できる対策はきちんと取っていきましょう。猫も飼い主も素敵で元気な毎日を送れるといいですね。

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