野良猫の子猫の目の周りが目やにでいっぱいだったり、目がかゆそうで目つきがきついなと思ったことはありませんか。おそらくそれは、猫風邪を患っています。
そのまま目やにを放置していると、目が開かなくなり、まぶたと眼球などが癒着してしまい、目が濁ったような後遺症が残ったり、最悪失明してしまうこともあるようです。
とても辛い話のようですが、私はこの話を知った時、なるべく早く助けることで目に後遺症が残る猫は減るし、癒着も治ることも知り、とても嬉しくなりました。猫風邪を見逃さないように、症状や猫風邪の予防方法をまとめました。
猫風邪とはどんな病気?
猫風邪の原因
細菌 … クラミジア , マイコプラズマ
猫風邪のかかり方
猫風邪の症状
感染症の予防や再発防止にはワクチンが効果的
予防接種をする時期
下の動画は猫がワクチンを打つ様子です。病院での施術の流れが見られます。初めてのことは飼い主さんも不安ですが、猫もとっても不安です。お尻で体温を測りそのあと注射をする流れですが、猫によっては怖がってしまう猫もいますが、注射の時間は一瞬なので、あまり怖がらないようにさせてあげたいですね。
ワクチン接種の選び方
下の動画は獣医さんが3種混合ワクチンについて詳しく解説している動画です。この獣医さんによると、これまで1年に1度ワクチンを受けるべきだと言われていたワクチンですが、3年に1度でいいということです。参考にしてみてください。
3年に1度のワクチン接種で良いということは、世界小動物獣医師会(WSAVA)より発表されていることです。個体差や、環境により、ワクチン接種の間隔は異なりますので、獣医とよく相談して検討しましょう。
また、1年に1度は健康チェックのために検査をしてもらうことが、病気を見逃さないことに繋がるので、欠かさず行ないましょう。
まとめ
- 猫風邪の原因
ウイルスや細菌による感染症
ウイルス … カリシウイルス , ヘルペスウイルス
細菌 … クラミジア , マイコプラズマ - 猫風邪の感染方法
くしゃみなどからの飛沫感染
感染している猫への毛づくろいなどの接触感染 - 猫風邪の症状
鼻水、くしゃみ、食欲不振、角膜炎、結膜炎、発熱、大量の目やに、口内炎
- 猫風邪を予防するワクチンの種類
室内飼いの場合は3種混合ワクチンを接種
外に出る猫の場合は4〜7種混合ワクチンを接種 - 猫風邪を予防するワクチン接種の時期の目安
生後2〜3ヶ月後1回とその1ヶ月後1回。
1年後に1回。その後は3年に1回(環境や個体差により1年に1回必要な場合もあるので獣医と要相談)
1年に1回必要だったワクチンがもし、3年に1回で良いのであれば、経済的だし猫への負担が軽減されていいことだらけですね。獣医さんと相談しながら実践してみてください。