野良猫の寿命はなぜ短いの??途中で飼い猫になったら寿命は延びる??

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飼い猫の寿命はだんだん長くなってきていて、最近では平均15年くらい、なんて言われていたりします。それに対して、野良猫の寿命はどれくらいなのかご存知ですか?

「飼い猫より自由気ままにのんびり生きてそうだし、割と長いんじゃない?」
って思う人もいると思います。でも実は、野良猫の寿命はなんと、平均3~5年と言われているんです!ほとんどの猫が、飼い猫の5分の1~3分の1の年数しか生きられません

「えっ、同じ猫なのに、どうしてそんなに短いの?」って思いませんか?そして、
「野良猫の寿命は短いっていうけど、途中で飼い猫になったらどうなの?寿命って延びる?」
なんて疑問も浮かんできませんか?

今回は、ちょっと厳しい内容もあるかもしれませんが、野良猫の寿命が短い理由や、野良猫が飼い猫になったらどうなるかについてお話ししていこうと思います。この記事で、猫を飼っている人にも、これから猫を飼おうと思っている人にも、野良猫や彼らを取り巻く環境のことなどについて知ってもらえたら幸いです。

野良猫の寿命が短い理由は?

飼い猫は家でごはんをもらって生活していますが、野良猫は外で狩りをして暮らしています。飼い猫より圧倒的に野良猫の寿命が短い理由は、環境の違いのせいです。環境の違いは、大きく分けて3つあります。

飼い猫との環境の違いその1:「家がない」

人間だって、家に入らずクーラーや暖房のない外でずっと生活していたら、熱中症になったり風邪をひいたりして、がたっと体調を崩したりすることがありますよね?猫たちも同じです。

野良猫たちは暑い時も寒い時も、雨の日も風の日も雪の日もずっと外にいます。猫の先祖はもともと砂漠にいた動物なので、特に冬の寒さはこたえます。猫の保護をしている方に話を聞いたところ、秋生まれでまだ気温の変化への適応力の弱い子猫の多くが冬の寒さに耐えられないため、命を落としてしまうそうです。

また、外には車がたくさん走っています。ずっと外にいれば、車にぶつかったりひかれてしまったりする可能性も高まります。車にひかれてしまった猫を見た経験ってありますよね?そうやって交通事故で亡くなる猫の大部分は、飼い主のいない野良猫なんです。

そして田舎の方などでは時に、キツネやイタチなどの野生動物に獲物として狩られてしまうこともあります。

野良猫には家がないことにより、上に書いたような様々な危険が待ち受けているのです。そして、その危険から身を守るために、彼らは常に気を張りつめて周囲を警戒していなければならないストレスも、彼らの寿命の短さに関わっているのではないかと思われます。

家の中でぬくぬくと過ごせることは、猫にとって外で暮らすのよりも恵まれていること、幸せなことなのです。

飼い猫との環境の違いその2:「ごはんがもらえない」

飼い猫は毎日飼い主さんからごはんをもらえますが、野良猫はもらえません。毎日自分でごはんになる獲物になる小動物を探し、狩りをしなければなりません。小動物はいつでもいるとは限りませんし、いても逃げられてしまい捕まえられないこともあります。なので、食べるものがなくて餓死してしまったりするのです。

そして空腹だったり、住む場所が都会で獲物となる小動物が見つけられない場合、人間の出したごみや残飯をあさったりすることもあります。
人間の食べ物には、猫の体に悪いものや、食べられないものがたくさん入っていますが、猫にはその区別は付きません。体に悪いものが判別できずにおなかを満たせそうだと感じたものを何でも食べてしまうことが、病気になったり、時には死んでしまうことにつながることがあるのです。

飼い猫との環境の違いその3:「病気にかかりやすいし、助けてもらえない」

野良猫が暮らす外には、あまり衛生的に良くない場所もあります。そして、そんな場所で暮らさざるを得ない猫も当然います。衛生的でない場所で暮らせば、病気にかかりやすくなります。そして、そんな猫たちと接した猫に病気がうつったりすることもあります。

野良猫の間では、元々ごはんが足りていなくて栄養状態が悪い猫が多いこともあり、猫風邪などといった病気が蔓延することがしばしばあります飼い猫なら猫風邪をひいたらすぐに病院に連れて行ってもらえますが、野良猫たちには助けてくれる人がいません。薬や適切な治療がなければ治らない病気もあります。

病気になっても助けてくれる人も薬もないので野良猫たちは命を落としてしまったり、または病気が治っても、それによって重い障害を負い、餌が取れなくなったり気温変化に耐えられなくなって死んでしまったりするのです。

野良猫への餌やりについて

「ごはんがなくて生きられないなんてかわいそう。そうだ、毎日何か食べ物をあげたら良いよね」

ここまで記事を読んだ人の中には、そう思った人もきっといますよね?でもちょっと待ってください。可哀そうだからといって、安易に野良猫に餌やりをしたらどうなるでしょうか?

餌をやれば確かに、目の前のその猫は少しは長く生きられるかもしれません。でも、生き延びた野良猫たちは去勢・避妊手術をされていないので、子供を作ります。すると、猫の数が増えてしまいます。猫の数が増えれば、必要な餌も必要な場所も増えますそうなったらどうなるでしょうか?

答えは簡単。餌や場所などが充分に足りなくなって、死んでしまう猫が増えるのです。

餌のもらえる場所の近くに猫たちは集まります。集まる猫が増えたときにもらえる餌の量が増えていなければ、餓死する猫も出てきます。

餌が充分にあっても、猫の密度が高まれば、糞尿などによって衛生環境が悪くなる可能性もあります。病気になった猫が出たときに、感染が大きく拡がる可能性もあります。そうなったら、体力のない子猫などから順番に死んでいきます。

猫の密度が上がることによって猫たちに大きなストレスがかかることも考えられます。けんかも増えるでしょう。また、あってはならないことですが、猫の糞尿や鳴き声に悩んだ人が猫への虐待に走ってしまう可能性まで上がってしまうかもしれません。

それに、もしあなたが何かの事情で餌やりができなくなったり、引っ越したりすることになったら、集まってきている猫たちはどうなるでしょうか?突然、もらえていたごはんがもらえなくなるわけです。そうなったら、やはり餓死する猫も出てくるでしょうし、わずかな食べ物を巡っての激しいけんかも起こるでしょう。

安易に猫の餌やりを行えば、上のような悲劇が起こる可能性があります。それは野良猫たちにとって、幸せなことでしょうか?

目の前の猫の命を救おうと深く考えずに餌をやることで、その後何匹も何匹も、病気で死んでしまったりする不幸な猫が生み出されることになります。

飼わない猫、飼えない猫に餌をやることは「優しさ」ではありません。むしろ残酷です。

野良猫に餌をやるのなら、責任を持って最後まで飼ってください。病気にならないよう、ワクチン接種をしてください。病気になったら病院に連れて行ったり薬を飲ませたりしてください。数が増えないように去勢・避妊手術をしてください。近所の人の迷惑とならないよう、家の中に入れたり、トイレのしつけをしたりしてください。それこそが本当の優しさです。

もし野良猫が飼い猫になったら、寿命は延びる?

野良猫が飼い猫になったら、寿命は延びるのでしょうか?

野良猫時代に置かれた状況が悪かったことにより、内臓などに障害を抱えている子もいます。なので全部の子がそうとは言えません。でも、そういうことがなければ、寿命が延びる子が多いと私は思います。なぜなら、野良猫の寿命が短い理由は彼らを取り巻く環境のせいだからです。

私の知り合いは以前、野良だった子を保護して飼っていました。家の近くに隠れていたのを保護したんだそうです。つぶらな瞳が印象的なとても可愛らしい子でしたが、野良だった子猫時代に苦労したことが影響して体はとても小さかったです。でもその子は大して病気もせず、とても元気に15年以上生きました。

また、猫の保護をしている方から、

「元は野良猫だったのを保護した子に、病弱でおとなしくてケージの中でじっとしているばかりで、あまり長く生きられないだろうと思っていた子猫がいたの。でも里親さんに預けてしばらくしたら、家の中を走り回るやんちゃで元気いっぱいの子になったんだよね」

なんて話を聞いたこともあります。

つまり、環境が変われば野良猫も飼い猫と同じように生きられる可能性が大いにあるんです。それどころか、飼い猫の平均よりも長く生きられる可能性だって…!!

下の動画で飼い主さんに遊んでアピールをしたり指をかじったりしているミミちゃんという猫ちゃんも、元は野良猫だったということです。が、元野良猫とは思えないくらいとっても元気に成長しています!

まとめ

・野良猫の寿命は3~5年(飼い猫の平均寿命は15年程度)

野良猫の寿命が短い理由
・外にいることで、寒さや暑さ、事故などの危険にさらされているから
・食べ物の確保が難しいから
・病気になる可能性が高く、助けてくれる人もいないから
・野良猫の寿命が短いのは環境によるものなので、飼い猫になって環境が変われば、長く生きられる可能性も高い。

野良猫は人間の目には自由で楽しく生活しているように見えますが、実際は厳しい環境の中で懸命に命をすり減らしながら生きています。

野良猫を助けてあげるために一番シンプルな方法は、保護することです。

人になついていない猫を保護するのは、素人にはとても難しいことではあります。なつかせるためには大変な時間や労力がいることもあります。

でも、保護されて誰かの飼い猫になることができれば、その子には野良猫の寿命よりもずっと長く幸せに生きるチャンスが生まれます!なので、野良猫を見つけたときにお金や心、場所、時間の余裕があるのであれば、保護を考えてあげて欲しいと思います。

ここで「余裕があるのなら」と書くのは、無理して保護をすることで、生活が壊れてしまっては元も子もないからです。そうなったら、自分自身だけでなく、保護された猫にとっても不幸なことになります。

しつこいようですが、自分で保護できないからといって餌をやらないようにはしてくださいね。無責任に餌をやってしまうことで、結果的に不幸な猫が増えます。それはあなたが望むことではないはずですよね?

自分で野良猫を保護するのが難しい状況にある場合はその代わりに、野良猫の保護を行っている団体の活動について調べ、物資などの寄付を行ってください。それによって団体に使えるものが増えて活動が活発になれば、猫たちを助けられる可能性が上がります。

寄付を行うのも難しい場合は、野良猫の置かれた状況のことや、保護団体の活動のことを多くの人に広めてください。多くの人に情報が広まれば、活動に協力する人や、支援する人が増えて、助かる猫が多くなります。

また、猫を飼える状況が整ったときに、ペットショップで猫を購入するのではなく、保健所や保護団体から元野良猫の子を譲り受けて飼い猫とすることで、支援を行う、という方法もあります。

野良猫への手助けの方法は一つだけではありません。だから彼らを助けたいなら、あなたに負担のない方法で、支援を行ってください。そしてもし、野良猫を飼い猫として迎え入れることになったなら、つらい時代を忘れちゃうくらい、思いっきり可愛がってあげてください。

保護された猫の幸せが、きっとあなたの幸せにもつながるはずです。

最後に、ミミちゃんの飼い主さんが、ミミちゃんをなでなでしながら野良猫の保護をしたときにするべきことを語ってくれてる動画を紹介しておきます。野良猫の保護をしようと決意した方は参考にしてみてください。(ミミちゃんのほわっとリラックスした表情や、まったり幸せそうな飼い主さんの様子にも注目ですよ…!

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