猫がついてくるのは何故?猫がついてくる3つの理由と注意点について

スポンサーリンク

みなさんは《猫がついてくる》なんて経験はありませんか?愛猫さんでも野良猫さんでもついてこられると可愛いですよね。

うちの猫は、うちに来て1年間は我が家で1番懐いている母のあとをよくついて回っていました。理由はたぶん、元野良で成猫だったので縄張りじゃないよく知らない場所で落ち着かなかったのだと思います。

今では自由に好きな場所で寝そべっていますが、以前はお風呂から出てくる母を待ち構えていたり、母が帰ってきてもすぐにはそばを離れなかったりしました。

猫がついてくるのには大なり小なりの理由があります。今記事では猫がついてくる理由をお伝えしたいと思います。どうかお付き合いください。

何かをして欲しい

猫がついてくるときは、大体何かして欲しいことや要求があるときです。鳴いて教えてくれる子も多いようですが、無言で訴えてくる控え目な猫さんもいるので、視線を感じたら周囲をよく確認しておきましょう。

甘えたい

猫は飼い主さんのそばにいたかったり、撫でてほしかったりすると、ついてくることがあります。甘えてついてくるときは、飼い主さんと愛猫がコミュニケーションを取るチャンスです。存分に撫でてあげてればお互いの癒しにもなるでしょう。

うちの飼い猫でもよくありますが、実は撫でられたいというよりも、主に気持ちのいいマッサージが目当てでついてきます。とくにマッサージ上手な人を見極めて甘えてくるのです。

↓お風呂にまでついてくる猫さんのかわいい動画です。

親離れが出来ていない

甘えたい理由の1つには【親離れが出来ていない】ことがあります。また【親離れが出来ていない】猫がよくする行動もあるようです。

仔猫は1年で成猫になりますが、生後半年の頃から母猫と離れ自立していきます。単独行動を取り、自分で狩りをして生きていくようになるのです。野生の猫の世界ではそうしなければ生き残れないのでしょう。

しかし仔猫から里親に出される子は、早い場合、乳離れをする生後1ヶ月頃から別の家庭に引き取られます。ワクチンを打てるのは2ヵ月~4ヵ月頃からなので、その頃に引き取られる子も多いでしょう。

1ヶ月やわずかな期間できちんと親離れする子もいますが、仔猫の内から引き取った子は甘えたくてついてくる子が多いのかもしれません。

親離れできなかった猫がよくする行動として「ふみふみ」があります。母猫のおっぱいを飲むときの動きですよね。成猫になっても続ける子は、赤ちゃんのとき母猫に甘えたりなかったと言われます。ふみふみを良くする子は、後追いもしているかもしれませんね

ゴハンが欲しい

後ろをついて回って「ニャー!(ゴハンくれ)」なんて可愛い声でねだられたら、ついつい余分にゴハンをあげそうになりますが、出来る限り我慢しましょう。猫にとっては食べ過ぎや、与え過ぎは厳禁です

↓「ゴハンちょうだい!」が激しい仔猫さんの動画です。是非ご覧ください。

野良猫の場合、ついてくる理由で一番有力なのはゴハンでしょう。人慣れしてる野良猫の多くは人間にゴハンを貰った経験があるのでしょう。野良猫に人間の食べているゴハンをあげるのは危険です。塩分濃度が高かったり、猫に全く必要のない糖分が多かったりします。

飢えてしまうよりはいいかもしれませんが、ネギ類やニンニクなど人間に身近な食材が猫にとっては毒です。野良猫にゴハンをあげたいときは注意しましょう。また、触れ合うときにもノミやダニが潜んでいることもあるので気をつけましょう。

遊んで欲しい

ついてくる以外にも、人間の行動を邪魔しにくるパターンもよく聞きますね。PC占拠や新聞にダイブなど…。とっても可愛いのですが、掃除をするときや、重いものを運ぶといった大きな動きをせざるを得ない場面についてこられると危険でとても困ります。

猫にとっての遊びとは、狩りの代わりに狩猟本能を満たす行為です。狩猟に成功することで自信に繋がります。自信がない子は隠れてしまったり、マーキングのためにトイレでないところで粗相をしてしまいます。なので、遊びは非常に大事なことだといえます。

隔離したり遠ざけるのではなく、先に猫を尊重して遊びたい欲を満たしましょう。遊んでもらうと満足しておとなしくなりますので、邪魔してきたり、猫自身が危険な目に合うこともなくなるでしょう。

分離不安

分離不安障害(ぶんりふあんしょうがい、英:Separation anxiety disorder:SAD)とは、愛着のある人物や場所から離れることに対し不安を感じることの心理学用語である。 生後6か月から3歳までの児童には一般的にみられる兆候であり病的なものとみなすべきではない。
出典:Wikipedia 

分離不安とは、大好きな相手と離れたくない気持ちを指す言葉です。猫や犬、人でも幼い子だと当然ですが、過剰すぎるのも問題です。

以下、分離不安の症状をまとめてみました。

分離不安の症状
  • 興奮して落ち着かない
  • 誰もいないと暴れてしまう
  • 乱暴になる
  • トイレとは別の所で粗相してしまう
  • 必要以上のグルーミングや自身の体を噛む
  • ほんの少し離れるだけでパニックになる

このような異変を感じたら、分離不安を抱えているかもしれませんので、飼い主さんは1人で抱えてないで必ず獣医さんに相談しましょう。サプリや音楽療法などもあるそうなので、利用するといいかもしれませんね。

分離不安を予防する

一度不安に思ってしまうと、解消するのは難しくなってしまいます。改善出来ない訳ではありませんが、猫にも飼い主さんにも大きな心的負荷がかかるので、発症前に予防しましょう。

分離不安対策
  • 快適な環境にする
  • ストレスを感じさせない
  • ストレスに気付いたらすぐ改善する
  • 構いすぎない
  • 急に長時間留守番させない
  • お出かけ前にあまり構わない

構いすぎないというのは難しいことかもしれませんが、猫の健全な精神のためです。お留守番経験の乏しい猫には、短時間から飼い主さんの居ない状況に慣らしていきましょう。

また、分離不安ではありませんが、極度の飢餓に陥った子が異食症を発症したという例もあります。お出かけの際には忘れずにゴハンやお水を用意して置きましょう。

まとめ

猫がついてくる理由
  • 甘えたい(親離れが出来ていない)
  • ゴハンが欲しい
  • 遊びたい
  • 分離不安

他にも何かして欲しいことがある場合があります。猫の要望には出来る限り応えましょう。ただゴハンだけは別です。その子の健康維持のための適量をあげるようにしてください。

理由なく執拗についてくるようでしたら、分離不安を感じているのかもしれませんので獣医さんに相談しましょう。ついてきていることに気付かず閉め出したり、物を落としたり、扉に挟んでしまったりしたら大変です。特に小さくて見えにくい仔猫と暮らしている方はお気を付けを!

人は猫の言葉を完全には理解出来ませんし、猫も人の言葉を完全には理解出来ません。それでも、伝えようとしている猫のサインを見逃さないでください。

猫のためを想う気持ちが、分離不安などの猫が感じる精神の苦痛を和らげることに繋がるはずです。猫の健やかな毎日は共に暮らす人にとっても至福をくれます。

ここまでお読みくださりありがとうございました。

スポンサーリンク

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です