あなたは愛猫さんのうんちやオシッコをどう処理していますか?私は水に溶ける猫砂をトイレに流して、詰まらせてしまい困ったことがあります。
猫のうんちは人間のものに比べて水に溶けにくく、水洗のトイレで流すと詰まりの原因になってしまうそうです。うんちや猫砂ボールなど猫のトイレの処理で悩む飼い主さんは多いのではないでしょうか。
今記事ではうんちやオシッコの処理方法など、猫のトイレについての情報をお伝えします。
猫砂の種類
鉱物製
ベントナイトやゼオライトなどの鉱物を使った猫砂です。粒が細かく、猫が本来トイレをする砂や土と似ているので鉱物製の猫砂を好む猫さんが多いようです。
水を固める力が強いのでカチッと固まります。デメリットは、重いので運ぶのが大変なことと、燃えない素材で水に溶けないことです。
↓↓↓複数種類の猫砂を出しているブランドの商品です。抗菌効果があり粉が舞いにくく衛生的で、匂い付きで脱臭能力も高いです。
紙製
紙を固めた猫砂です。ややまとまりにくいものもありますが、使用すると色が変わるタイプがあり、わかりやすくて便利です。紙の猫砂は白いものが多いので、健康状態の変化を見つけやすいでしょう。
軽いものが多いのも利点です。水に溶けるので水洗トイレに流せますが、かたまりの大きさによっては詰まるかもしれません。量が多い場合は、ゴミとして出すのが無難かもしれません。
↓↓↓こちらの猫砂は大粒ですが固まりやすく、水洗トイレに流しやすい商品です。乾燥が早くニオイを立たせず、抗菌・脱臭にも優れています。
木製
水で固まるタイプと水で崩れるタイプがあります。システムトイレ用のものも多いので、システムトイレでない方は間違えないように、説明書きにご注意ください。
木製の利点は、防臭効果のあるものが多いことです。燃えるゴミとして出せるタイプやトイレに流せるタイプもあります。システムトイレ用の固まらない木製砂は健康面の確認がしにくいのですが、汚れたら猫砂をそのまま捨てるだけなので処理は簡単です。
↓↓↓こちらの猫砂は、リラックスグリーンの香り付きです。瞬間でガッチリと固まり、強力消臭で24時間ニオイを抑えてくれます。
おから
おからは大豆を豆腐にするときに出るしぼりかすです。食品が元なので健康面でとても安心な猫砂です。
固まる力が強く小さな塊になるので処理がしやすいです。粒の大きさは様々なものがあるので、愛猫さんの好みで選べます。燃える素材で、トイレに流せるタイプもあります。
↓↓↓トイレに流せるおからの猫砂です。カチッと固まりますが、水に流すと崩れやすい特徴を持つので安心して水洗トイレに流せます。ラベンダーの匂い付きで消臭・脱臭に高い効果を発揮します。
シリカゲル
乾燥剤に使われるシリカゲルでできた猫砂です。オシッコを固めることが出来る商品もありますが、ほとんどのシリカゲル猫砂は固まりません。
特徴は、オシッコやうんちの水分を蒸発・乾燥させてしまうことです。うんちの回収は必要ですが、オシッコはかき混ぜるだけで繰り返し使用でき、2週間~1ヶ月ごとに交換します。
高い消臭性とマメな処理が必要ないのが利点です。燃えない素材なので消臭剤として他の猫砂に混ぜられるものもありますが、燃える素材に混ぜると処理が大変かもしれません。
↓↓↓こちらの商品は、珍しい固まるタイプのシリカゲル猫砂です。うんちやオシッコをすばやく乾燥させ固め、ニオイを閉じ込めます。3色からお選びいただけます。
↓シリカゲルを使った全自動トイレの設置動画です。
猫のうんちや猫砂の処理方法
自治体や環境によって猫のうんちや猫砂の処理方法が変わります。
猫砂が燃える素材でも燃えるゴミとして出せない地域や、燃えない素材でも燃えるゴミとして出していい地域などゴミの処理施設によって多様です。詳しくは市区町村や自治体のホームページなどでご確認ください。
水洗トイレに流す
処理の手軽さから、水に流せる猫砂を選ぶ飼い主さんは多いかもしれませんね。さらに水に流せる猫砂は種類も豊富です。回収してすぐに流せるので、臭いの心配もなく魅力的ですよね。
流せる猫砂は水に溶ける素材ですが、簡単に溶ける訳ではありません。溶けにくい猫のうんちや固まった猫砂を、一気に流してしまうとトイレ詰まりの原因になります。
節水タイプのトイレは流れる水量が少ないので詰まりやすいです。下水道設備の発達によって少なくなっていますが、浄化槽と呼ばれる設備のご家庭では、猫砂を流してはいけません。流せるかどうかは、お家のトイレや水道の状態をよくご確認くださいね。
水洗トイレが詰まってしまうと大変なのはもちろんですが、工事費や修理費が掛かる事態も考えられます。「流れにくいな···」と思われたら、流してもいい猫砂だとしても、自治体の処理方法に合った処分方をご検討ください。
ゴミとして出す
猫のうんちや猫砂をゴミとして捨てるご家庭は多いようです。ゴミの日まで待たねばならないので臭いには困るかもしれません。来客の際はお気をつけください。
紙製・木製・おからの猫砂は燃えます。鉱物系の猫砂とシリカゲルの猫砂は燃えない素材ですが、自治体によっては燃えるゴミとして処理されることもあります。猫砂の袋に素材の処理方法が書いてありますので、ご確認の上、お住まいの地域のルールに合わせて処理しましょう。
庭に埋める
猫砂や猫のうんちを、庭の土に埋める処理方法があります。捨てる場合は、必ずご自宅の庭で処理をしましょう。近くにお住まいの方々には、異臭で迷惑が掛からないように気をつけましょう。また、公共の公園などご自宅以外に埋めることは違法です。
鉱物系やおからなど自然の素材は土に還ります。紙も自然の素材を加工したものですが、水を吸うと膨らむので土に埋める処理方法には適さないでしょう。シリカゲルについては、埋めることはできません。
生き物のフンは畑の肥料に使われていますが、そのままの猫のうんちや猫砂で固めたオシッコは肥料になりません。そのまま畑に使うと、かえって作物を枯らせてしまいます。また、愛猫さんのうんちやオシッコを庭に埋めたり撒いたしておくと、野良猫が寄りつきにくくなる効果があります。
生ゴミ処理機
生ゴミを肥料や土にする機械です。乾燥させて肥料にする乾燥式と微生物の力で分解させるバイオ式があります。ガーデニングや畑など肥料の使い道があるご家庭におすすめです。
基本的に生ゴミ処理機で処理できるのは猫のうんちだけです。臭いの軽減のために使用する飼い主さんも多いようです。生ゴミを減らせるのでゴミ出しが楽になる利点もあります。
5000円以下で買えるものから10万を超えるものもあり、ペットのフンの処理に優れた商品もあります。バイオ式の場合は、電気代+バイオ材の買い足しが必要になりますので、よくお考えの上、ご購入ください。
臭い対策
すぐに処理できないときに困るのが臭いです。猫のうんちや猫砂の臭いを軽減できる方法をご紹介します。
消臭・脱臭剤
ペット用の消臭剤や脱臭剤も増えています。脱臭猫砂や猫砂に混ぜれるものや置いておくもの、ゴミ箱やバケツなど猫のうんちと猫砂を処理する場所に貼れるもの、脱臭剤には見えない置き物型のもの、スプレータイプもあります。
↓↓↓猫砂に混ぜて使うタイプのものです。スッキリした匂いの芳香剤にもなっています。
↓↓↓炭の脱臭剤です。動物形(犬、パンダ)の置物で脱臭剤には見えません。
捨て方の工夫
- ペットシートや新聞紙で包む
- 牛乳パックに入れる
- 厚めのポリ袋に入れる
牛乳パックはとても分厚い頑丈(がんじょう)な紙でできています。水にも強いので、生ゴミを入れて捨てる方も多いのではないでしょうか。牛乳パックをいつもそのまま捨ててしまう、という方は是非お試しください。
レジ袋は薄いので臭いがもれ放題です。食パンなどのパンの袋は、封をあけるまで匂いがしませんよね?パンの袋くらいの厚みなら猫のうんちや猫砂の臭いはもれません。
↓↓↓赤ちゃんのおむつやペットのうんち猫砂用の商品です。他のことにも使えそうなので、置いてあると便利かもしれません。
専用ゴミ箱
ペット用のゴミ箱があります。猫のうんちや猫砂を分けて捨てたい方におすすめです。
↓↓↓捨てるとそのまま袋に入るので括るだけで簡単です。専用の袋は消耗品なので買い足しが必要です。
まとめ
- 水洗トイレに流す
- ゴミとして出す
- 庭に埋める
- 生ゴミ処理機を使う
ライフスタイルに合った方法できちんと処理して、愛猫さんと飼い主さん両方にとって快適で健やかな毎日を送りましょう。ここまでお読みくださり、ありがとうございました。