たまたまペットショップで見かけた子猫に釘付け~☆メロメロ♡(≧∇≦)
『飼ってみたいなぁ~( *´艸`)』なんて思っていても『さすがに生き物だしね~(;^ω^)お手軽な買い物でもないし(^_^;)』と、やっぱりはじめての飼う純血種の子猫なら、今すぐに衝動買いってことにはなりませんよね?
猫ちゃんを引き取る方法にはいくつかありますが、日本で一般的に最初に思い浮かぶのはやっぱりペットショップでしょうか?ほかにもブリーダーや里親募集からという方法がありますね。
その中でもブリーダーから猫の引き取りを考えているのであれば、優良で信用のできるブリーダーを探すはことはとても大切なことです。その理由は、ブリーダーにはレベルや考え方の違いがあるからです。
正しく繁殖、育種していないブリーダーに出会ってしまうと、子猫を引き取ってから病気の症状に気づいたり、性格が狂暴でなかなか懐かなかったりなど、さまざまな問題がでてくることがあります。
もしかしたら、大切な猫ちゃんの将来に関わるような疾患をもっている可能性なども、知らされずに引き取ってしまうことがあるかもしれません。
10年、長ければ20年と一緒に暮らしていく、家族ともなる猫との幸せな暮らしを実現させるためには、誰もが健康で性格の良い可愛い子猫を望んでいるはずです。できれば安心して飼える子猫を育種している信用できるブリーダーから引き取りたいところですね。
そこで、まずは猫のブリーダーに関する基本的な情報から、引き取り前に是非知っておきたいブリーダーの選び方や血統書についてご紹介していきます。
日本のペットブリーダーとは?
はじめに日本に存在するペット(猫と犬)のブリーダーについて見ていきましょう!
まずブリーダーとは、主に動物の繁殖や改良に従事する者(育種家)とされています。おもに日本に存在するブリーダーは、ペットとして販売される動物の血統維持や健康な生体の繁殖をしている方々のことを指します。
猫や犬の場合は、家庭内で少ない頭数の繁殖をおこなっているブリーダーから、組織として幅広く繁殖をおこなっているブリーダーまでさまざま存在するようです。
さらに最近では、ブリーダーと飼い主さんの窓口となり仲介販売する通販業の存在も知られてきているかもしれません。他にもペットブームの影響で、ブリーダーがさまざまなペット事業の展開をしていることもあるようです。
猫のブリーダーとは?
次に『猫のブリーダーは一体どんな方がされていて、どんな役割があるの?』『ブリーダーは資格をもっているの?』など、猫のブリーダーへの疑問点を解決していきます。
猫のブリーダーはどんな人がなるの?その役割とは?
猫のブリーダーになる方とは、その猫種を気に入って繁殖している愛猫家さんだといわれています。ですので、猫が大好きな方がブリーダーになっていることがほとんどだといえます。
一般的に猫のブリーダーの役割とは、大まかには猫の通常飼育の他に、オスとメスを適正な方法で妊娠、出産させ、その猫種の保存や管理をすることです。
専門的な知識や経験を持ち、血統の維持や育種に必要なエサの選定、衛生管理、病気や感染症、遺伝的な欠陥の予防まで猫の暮らしのすべてを調整管理し、さらなる経験を積み重ね猫種の発展を目指していくことを役割としています。
猫のブリーダーは資格を持っているの?
猫のブリーダーになるためには、資格取得は必須ではありません。ですが、猫に関わる資格を持っているブリーダーの方が知識も豊富で信頼されますので、何かしらの資格を取得している方が多いのではないかと予想されます。
ブリーダーになれば猫の繁殖を行うことになります。ブリーダーには資格がいらないとはいえ、一般的には繁殖した子猫を個人や業者に販売していくことにはなりますので、都道府県の保健所の認可を受ける必要があります。
猫を販売するための申請とは?
猫のブリーダーとなり、猫を繁殖し販売していく場合は《第一種動物取扱業の登録申請》が必要となります。また、ブリーダーとして猫の販売をする代表者は《第一種動物取扱業の登録申請》に必要な《動物取扱業責任者》の取得が必須となります。
《動物取扱業責任者》になるためには、3つの要件のうちいずれかを満たす必要があります。
②畜産大学、動物看護学校、動物の各種専門学校を卒業している、又は動物関連の通信教育で1年以上の教育を受けている
③動物に関する資格を有している(動物看護師、愛玩動物飼養管理士、愛護動物取扱管理士、家庭動物管理士、トリマー、認定ペットシッターなど)
また《動物取扱責任者》になってからは、研修の受講歴があることも要件の1つになります。
①の実務経験がないけれど、すぐにでも《動物取扱業責任者》を取得したい場合には、資格がないと《動物取扱業責任者》の取得ができず、ブリーダーとして猫の販売はできませんので、何かしらの資格をもっていたり学校で知識を学んでいるといえるでしょう。
シリアスブリーダーとキャッテリーとパピーミルの違いとは?
次に、猫のブリーダーの呼ばれ方の違いについて説明していきます。どうやら猫のブリーダーといわれている方は、呼ばれ方によって考え方や販売している猫のスタンダード(純血種)規定に違いがあるようなのです。
また、ブリーダーと一括りには呼ばれてはいますが、その中でも大きくはシリアスブリーダーとパピーミルに分かれているようです。そして、より厳しい規定の登録を受けたシリアスブリーダーのことを《キャッテリー》と呼びます。
一方、販売目的で家庭用ペットの大量繁殖をおこなっている業社はブリーダーではなく《パピーミル》と呼ばれています。ここではシリアスブリーダーとキャッテリーとパピーミルの違いについて見ていきましょう。
シリアスブリーダーとは?
シリアスブリーダーとは、猫種の血統の維持を目指した繁殖、育種をおこなっている猫の愛好家です。シリアスブリーダーは個体の健康管理や飼育環境に配慮していますので、利益を目指して無理な出産などをさせてはいません。
また、もともと愛描家でもあるため気に入った猫種を長期にわたって繁殖し続け、よりよい子猫が産まれるように猫の組み合わせにも気を配ります。何よりも猫の幸せを第一に考えて最適な環境で育種するのがシリアスブリーダーです。
キャッテリーとは?
シリアスブリーダーの中でもよりレベルの高い規定で繁殖を行っているブリーダーや場所を《キャッテリー》と呼びます。《キャッテリー》の意味は日本語で《猫の飼育所》です。
《キャッテリー》とは、世界最大の純血猫種の血統登録機関でもあるTICAまたはCFAが認定した厳しい審査基準をクリアした純血種証明登録ナンバーのある猫の繁殖、育種をおこなっているハイレベルなブリーダーのことです。
またTICAやCFAはキャットショーの公認機関としても世界最大の団体でもあり《キャッテリー》に登録されている猫の多くはショーに出品されるようです。
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パピーミルとは?
英語で《子犬工場》という意味をもった《パピーミル》は、猫の販売だけを目的とした《繁殖業社》のことです。優秀なブリーダーと区別するために使われる表現のようで、いわゆる【悪徳業者】という悪い意味でつかわれています。
《パピーミル》は人気や流行に合わせて利益を得るためだけに大量に無理な繁殖をおこなう業者ですので、猫種の特徴なども理解しないまま出産目的のためには親猫を道具のように扱うといわれています。
ですので当然、飼育環境などに配慮することもなく状況は劣悪といえます。繁殖に使われる親猫は不衛生かつ狭い飼育環境の中で過ごさなければならず、悪質なエサや水を与えられ、ほとんどの生体が病気にかかるといわれています。
また、産まれた子猫が病気や遺伝子疾患などをもっていたとしても、なんの対応もせずに繁殖され続けることもあるそうです。
毛色や体格もスタンダードといわれる規格とは大きくかけ離れていることも多く、パピーミル業者が産み出す生体は、シリアスブリーダーが繁殖する生体とは全くクオリティが違うといわれています。
また、パピーミル業者は子猫を産むことが出来なくなった母猫や老猫を平気で捨てたり、経営の悪化などを理由に用がなくなった猫を保健所へ連れて込むことが現状だそうです。アメリカではこのような問題が多発して、数年前に大問題になったこともあるそうです。
アメリカのある一部の地域では、2012年にパピーミルを禁止する法律が出来たそうです。犬猫虐待者は法的に処罰する法案もでき、その時アニマルポリス(動物虐待者を逮捕できる権限を持つ)も誕生しました。
実は日本の環境省でも2012年に動物愛護管理法が改正され、動物虐待に対する罰則(懲役と罰金)が制定されています。アメリカでは問題になって以降はパピーミル業者は減ってきているようですね。
日本では動物愛護管理法という規定があるのにもかかわらず、パピーミル業者は増え続けているようなのです。政府の取り締まりにまだまだ緩さがあるためか、ときどき多頭飼い崩壊関連のニュースなどで問題を目にすることもありますよね。
また、パピーミル業者は自分たちのことをブリーダーと名乗っているかもしれません。なので信用できるシリアスブリーダーなのか、悪徳業者なのかは、はじめから判断できないことがあるかもしれません。
キャッテリーとパピーミルの比較
ブリーダーと名乗っている業者だから《信用できて安心》という認識は完全に間違っていることの証拠として《キャッテリー》と《パピーミル》の比較をしてみます。
《キャッテリー》が育種している猫種は1種類から多くても3種類が基本です。一方《パピーミル》では利益目的で大量に子猫の繁殖を行うため、10種類から15種類程の猫を扱っているそうです。
さらに、《パピーミル》では子猫を大量に産ませていますし、近親交配なども当たり前に行われているといわれています。
《パピーミル》の方は純血種に対する知識や意識もゼロ。当然純血猫種(スタンダード)に与えられている登録ナンバーを持つ猫も存在しないでしょう。ただ、中には転売人と呼ばれている仲介業者の存在も確認されているようですので、ますます混乱してしまいます(;’∀’)。
転売人の役割とは……《キャッテリー》では業者への子猫の譲渡をおこなってはいませんので、一般人と身分を偽って転売人が純血種証明登録ナンバーを持つ猫を《キャッテリー》から騙して入手するようなのです。
そして入手した純血猫を《パピーミル》などの悪徳業者に転売して、それを元にパピーミル業者が全くスタンダードの規定に沿わない繁殖を行っているケースもあるそうです。
一方《キャッテリー》は、各猫種に特化した専門的な知識と経験をもっています。スタンダード証明の登録ナンバーをもつ親猫から産れた子猫のみを規定に沿って育種しています。
ストレスのない清潔な環境で可愛がられて育種されていますので、当然健康的な子猫が産まれますし、性格もおだやかになります。
キャッテリーとパピーミルには明らかな違いがありますので、両方の特徴を知っていれば、悪徳業者を見分ける手段の1つになるのではないでしょうか。
猫の血統書
犬と同じように猫にも血統書が存在します。その血統書も発行機関によっては猫のクオリティに大きな違いがあらわれることがあります。また、純血猫種の血統書とは、猫の質の良し悪しを定めるものではなく、本物の純血猫種である事の証明書となります。
猫の血統書はもらった方がいいの?
日本における猫の血統書は、さまざまな団体によって発行された猫に関する経歴(家系)をあらわす証明書で、人間の戸籍謄本のようなものです。
出生日、猫種、毛色や目の色、猫名、親猫名、祖先名、繁殖者、所有者などの記載や、中には登録ナンバーやキャットショーでの受賞歴なども記載されていて、血統書を見れば猫の経歴や家系図が一目瞭然でわかります。
各種発行されている血統書には、世界的に認められているものや日本だけで認められているもの、また個人が作成したものまでさまざまな血統書が存在しているようです。つまり現在の日本では、一部を除いて誰でも好き勝手に血統書を発行できる状態となっているようなのです。
ですが、その血統書が一体どこで発行されていて、どのような内容であるのかを知らなければ血統の証明にはならないばかりか、もしかすると紙切れ同然となってしまうものもあるかもしれません。
一般的には《血統書付きの猫》という肩書は信用されがちですね。《血統書》があれば信用や安心感を生んでしまいがちですので、それだけでほとんどの方が何の疑いもなく猫を迎えて入れてしまうのが現実なのではないでしょうか。
しかし、血統書の発行機関の違いによっては、猫の健康状態や容姿には大きな違いでてきますので、今後猫を迎え入れる予定があれば、血統書の意味について知っておいた方がいいでしょう。
猫の純血種(スタンダード)の基準とは?
TICAやCFAに公認された純血種は、すべてこの2団体(TICA、CFA)がスタンダード基準を定めています。スタンダードの基準は、毛色や体型や健康状態はもちろんのこと、各猫種の愛猫家がとくに魅力的に映る容姿を重要視して決めているようなのです。
ですので、スタンダードに近い猫ほど魅力的な容姿をしているといわれていますので、誰がみても『飼ってみたい♡』と思えるような、健康的で可愛くて美しい猫といえるわけです。
つまり、TICAやCFAの血統書をもつ猫というのは、スタンダードに最も近い猫の証明でもありますし、同じ家系の血統猫もみな同じような資質をもつ猫ですので、同じように美しく健康的であるということは間違いない事実でしょう。
TICAやCFAは《スタンダード=血統書》と考えているようですので、スタンダードの保証書?という意味で血統書を用意しているともいえるのではないでしょうか。
また、TICAやCFAは、キャットショーの公認機関としても世界最大の団体となります。猫のスタンダードとしてのスタイルを維持するために、TICAに所属のキャットクラブは年間30回ほどのキャットショーを開催しているそうです。
キャッテリーでは、各猫種のよさをアピールするために繁殖している猫種をショーに出品をしますが、ショーに出品して優秀な成果を残したとしても、賞金は出ないことが一般的のようです。
スポンサー企業からの賞品が頂けることはあるようですが、出品者の目的はあくまで自分が大切に育てた猫種の評価や栄誉ですので、単に営利目的だけで繁殖や育種しているわけではないことは明らかですね!
猫をショーに出品することは、自分が大切に育てた猫のお披露目にはなりますが、さらに登録キャッテリーのブリーダーはTICAの厳選なジャッジを受けることができます。
キャットショーで厳しくジャッジされることによって、スタンダードにより近い美しくて健康的な猫の産出をするために、ブリーダーたちは日々努力を続けていることがよく分かる事実ですね。
【↓世界の猫種大図鑑☆写真も多くて各猫種の特徴からルーツまで載っているようですよ!どんな猫種を飼おうかな?と迷っているなら参考になりますね(^_-)-☆】
純血種(スタンダード)を証明できる機関とは?
信用できる猫の血統書の発行ができる2団体
猫の血統書は本来、世界的に有名なTICA(The International Cat Association)とCFA(The Cat Fanciers Association)からの発行となります。
現在、世界的に信用できる純血猫種(スタンダード)の証明書ともいえる血統書を発行できる機関は、世界でもこの2団体(TICAとCFA)のみとなります。
TICAは1979年に設立された純血種および家庭猫(ハウスホールドペットキャット)の世界最大の猫種血統登録団体です。また、キャットショー公認機関としても世界最大の団体の一つです。日本でも同じ時期にTICAの活動がスタートしています。
CFAは1906年設立で世界で最も権威のある世界最大の愛猫協会として活動する非営利団体で、猫の品種改良により遺伝的な欠陥を排除した血統猫の健康促進を最大の目的としています。アメリカ、カナダ、南米、ヨーロッパ、アジア、ロシア、日本に所属クラブがあり、世界で600団体以上は存在するそうです。
TICAとCFAの猫には1個体づつに純血種証明登録ナンバーが付けられていて、純血種証明登録ナンバーを持った両親から誕生した子猫は本物の純血種と証明された子猫となります。
この2団体は単なる愛猫家のクラブ団体ではなく、猫種の決定をしてスタンダード(毛色や体長、体高、体重、容姿など)を細かく設定し、猫種の特長の維持や保護管理活動を行っている組織です。
TICAやCFAは、スタンダード猫種の保護管理や未来に各種の血統を残すような正確な血統書を発行することを最大の使命としていますので、猫のスタンダードとしては世界で最も正確な上、登録している猫種の頭数が多い血統登録団体といえます。
現在日本には、TICAに所属するキャットクラブは17団体【ACC、AJC、BCF、CREDO、CPPほか】、CFAに所属するキャットクラブが75団あり、各クラブごとに登録猫の血統を管理したり、繁殖された猫の血統書を発行しているそうです。
TICAやCFAは猫種のスタンダードには特に厳しい目をもっていることから非常に信頼できる血統書を発行している機関だといえるでしょう。
アメリカで発行される血統書はTICAで5代前、CFAで6代前までの祖先が表記されています。日本で発行されている血統書にも3代前から5代前までの表記がされています。
血統書発行時に注意すること
ここではTICAの血統書についてお伝えします。
元々TICAはキャッテリーを公認も認定もすることもないようですので、本物のTICAのキャッテリーは、WEBサイトなどに記載する場合は《TICA登録キャッテリー》と表記するようなのです。
しかし純血猫種の購入時に《TICA公認や認定キャッテリー》と自称だけしているブリーダーに『ペットとして飼うだけでショーに出したり、繁殖などしないのだからTICAの血統書はいりませんよ』などといわれることがあれば注意した方がいいでしょう。
TICAの血統書の発行を渋って、国内で発行している血統書やブリーダーが独自に作成した血統書を発行しようとすることがあるそうですが、実はTICAの血統書が発行できないニセモノのTICAキャッテリーの可能性もあります。
もちろん血統書を必要としていなければ何の問題もありませんし、渋っていたとしても発行してくれるようなら本当に《TICA登録キャッテリー》で《TICA公認や認定キャッテリー》と間違えて表記しているだけかもしれませんね(^^;)
血統書は純血猫種の証明書になります。
ですので、純血猫種の証明でもある血統書の発行が可能なことを確認してから子猫の購入を決めることをオススメします。発行できないのなら、そのブリーダーは純血種ではなくミックスなどを扱っているブリーダーだと判断できますよね。
もちろん国内で血統書の発行しているキャットクラブのすべてが信用できないわけではありませんが、もしも可能ならブリーダー独自の血統書ではなく、世界的に信用度の高いTICAやCFAの血統書を発行してもらった方がいいでしょう。
飼い主さん側がミックス猫がよかったり、その猫自体に納得しているのなら何の問題もなく血統書など必要ないかもしれませんので、あくまで純血種を飼いたいと思っている場合のみです。
信用できるブリーダーの選び方とは?
続いて、健康で可愛い子猫を引取るために、是非知っておきたい信用できる猫種のブリーダーの選び方について詳しく説明します!
猫の購入者の現状とは?
ブリーダーの知識や情報がなくても『ブリーダーと名乗っているのだから信用できるでしょ?』と簡単に子猫を引き取ってしまったら実は悪徳業者だった……なんて、気づいてからでは遅すぎますね(;’∀’)
健康状態に関しての健康診断などもきちんとされてなくて、残念なことに引き取った子猫が突然死してしまったり、成長過程で聞かされていなかった病気が発覚したり、また人に全く懐かず性格が狂暴だったりなんてことにもなりかねません。
後になっていろいろと問題がでてくることがあれば、もしかすると知らずに悪徳ブリーダーから子猫を譲渡されてしまったかもしれません( ;∀;)
子猫を大量生産している繁殖業者で扱っている子猫を手に入れることは、お手軽で簡単なことかもしれませんが、知らずに健康状態のよくないかわいそうな猫を増やすことに加担してしまっているのかもしれません。
需要があれば猫の大量繁殖は止まりません。
飼い主側にブリーダーを見分ける目がなくて、知らずにパピーミルから子猫を迎え入れるとすれば、悪徳業者はますます増え続ける可能性がありますよね。
どんなブリーダーを選べばいいの?
健康で性格の良い子猫をみつけるためには、各猫種を専門に繁殖しているシリアスブリーダーから子猫を譲り受けることをオススメします。
通常、シリアスブリーダーであれば取り扱っている猫種の知識や経験が豊富です。
猫舎を直接見学に行けることはもちろんですが、両親猫や子猫の詳しい情報や飼育するうえでのいろいろなアドバイスをいただけたりと、猫についての質問には明確に答えてくれるようでしたら信用できるブリーダーだといえます。
しかし、さらに厳しい条件をクリアしているキャッテリーから猫を譲り受けるためには、受け入れる側へのある程度の譲渡条件を設けていることがほとんどです。
キャッテリーに登録されたブリーダーは、扱う猫種の血統を保存し繁殖していく役目があるため、受け入れ側を見極めて譲るのは当然のことかもしれませんね。ですので、子猫を自分達と同じように心から大事にしていただけるかどうかの判断をされることはあるでしょう。
その他にも、よいブリーダーに出会うにはキャットショーに出向くこともという方法もあるようです。ブリーダーと直接会話することでお付き合いしていけるブリーダーかどうかの判断にもなりますのでとてもいい方法でしょう。
中でも最もオススメなのは、CFAやTICAに登録を認められた登録ブリーダー(キャッテリー)から子猫を譲り受けることです。CFAやTICAの登録ブリーダー(キャッテリー)であれば、世界的に信用されている純血種の証明=血統書の発行ができます。
きちんと信用のできるシリアスブリーダーから子猫を引き取ることができるように、事前によく調べたり確認する事は大切でしょう。
CFAとTICAに登録を認められた登録ブリーダー(キャッテリー)の特徴
最近ではネット検索すると多くの子猫の仲介サイトや紹介サイトが見つかります。
ペットショップが運営しているサイト、通販業者が運営するサイト、CFA、TICA無登録のシリアスブリーダーのサイト、CFA、TICA登録ブリーダー(キャッテリー)と無登録シリアスブリーダーとパピーミル(繁殖業者)が混ざっているサイトなど、数多くが見つかります。
しかし、素人目では誰を信用していいのかわからないし、判断することはとても難しいですよね?
そこで、CFAとTICAに登録を認められたとされるキャッテリーの特徴をまとめましたので、サイトチェックする際の参考にしてみて下さいね(^_-)-☆
- キャッテリーが飼育している猫種は1種類から3種類
- キャッテリーの9割以上は一般家庭
- キャッテリーは子猫を営利目的で販売していないため、ほとんどの方は別に仕事をもっている
- キャッテリーの目的→猫種の体型、特長の維持や保存と純血種(スタンダード)規定により近い猫を産出すること
- キャッテリーの子猫の価格はペットショップの7~8割程
- キャッテリーでは子猫の産出が少なく1年または2年に1回
- キャッテリーは産まれた子猫をすべて販売はしない
- キャッテリーはキャットショーに出品していることが多い
良いブリーダーに関する口コミ情報
【↓良いブリーダーについての質問に対する答えです(=^・^=)】
《質問》
猫を飼おうと思ってます。良いブリーダーの条件とは何ですか?
「みんなの子猫ブリーダー」では良い評価ばかりで判断がつきにくいです。実際に会って、といっても人の良さそうな人が猫の健康のことは後回しで実は金儲けの亡者だったり、人相が悪くて愛想が悪い人が猫のことを第一に考えていたり、また見た目通り悪い人だったりなど考えるときりがありません。
友達の話だとスコティッシュフォールドも育てているブリーダーは避けた方が良いらしいです。理由は人気に便乗して素人同然のブリーダーが多いという話です。
それが本当かどうかわかりませんが、直接ブリーダーから買った人が周りにいないので、ネットの口コミくらいしか情報がありません。宜しくお願いします。
《回答》
私は今いるアメショーをブリーダーから買い、今月にノルウェージャンフォレストキャットを新しく買うためにすでに予約金をいれてます。ブリーダーのことも、いろいろ調べました。
まず、キャットショーでいい成績を取ってるブリーダーはいいブリーダーです。意外かもしれませんが、ショーで入賞しても賞金などは出ません。副賞でエサの何ヶ月分かぐらいは出るかもしれませんが、原則として名誉だけです。
つまり、金儲け主義ならキャットショーなど全くの無駄なわけです。そこで良い成績を収めるということは、お金よりも猫へのこだわりのほうが強いと言うことが言えます。
次に、猫を飛行機に乗せないブリーダーはいいブリーダーです。「みんなの子猫ブリーダー」でいうならば、代行取引と空輸を不可にしてるブリーダーです。なぜなら、飛行機にペットを乗せる際にはペットは人間とは別の貨物室に乗ることになります。
それは猫にとって多大なストレスになるのです。それを不可にするということは、猫の体調を優先的に考えてるブリーダーだと言えます。ちなみに新幹線はオッケーです。あれは猫と人間が一緒に乗れますので。
最後に、別の職業を持っているブリーダーはいいブリーダーです。ブリーダーという職業はちゃんとやろうとするとあまり儲からない職業なのです。
パピーミルなどの金儲け主義ブリーダーは、大規模な猫舎でずさんな管理の繁殖をしますが、良い猫を育てるには、それとは逆に、一般家庭と変わらないような小規模な環境で、一匹一匹に手間ひまかけてやらないといけないのです。
よって、良いブリーダーはブリーダー業の他にも収入源を持っています。そうすることで、金儲けを考えないブリーディングが出来るのです。
まとめ
猫のブリーダーといわれている方には、考え方や出品している猫の基準レベルの違いがあることがわかりましたね。その上で、健康的で可愛い純血猫種をブリーダーから引取る場合には、信用できるブリーダー選びがとても大切になってきます(^_-)-☆
健康的で可愛い猫ちゃんとの幸せな暮らしを手に入れるためや、かわいそうな猫ちゃんを増やさないためにも、ブリーダーの特徴をよく理解して、悪質なパピーミルから子猫を引き取らないように気をつけていきたいですね!(^^)!
『純血猫を飼ってみたい♡』と、考えているあなたも、きちんと調べてから正しいブリーダーを選んで子猫を迎え入れるようにしましょう!
■猫のブリーダーが猫を繁殖、販売していくための条件⇒《動物取扱業責任者》の取得と《第一種動物取扱業》の登録申請
■キャッテリーとパピーミルの違い⇒キャッテリー=繁殖家、育種家、愛猫家 パピーミル=繁殖業者
■血統書=猫の純血種(スタンダード)の証明書
■信用できる猫の血統書の発行ができる団体⇒世界的に最も信用される血統書はTICAとCFAの発行のみ
■スタンダードの基準⇒体型、毛色、健康体が基準+各猫種の愛猫家が魅力的に映る容姿を重要視⇒血統が正しければ健康的で容姿端麗
■信用できるシリアスブリーダー⇒猫種の知識や経験が豊富、猫舎の見学OK、両親猫や子猫の詳しい情報を提供してもらえる、飼育上のアドバイスをもらえる、猫についての質問に明確に答えてくれる、血統書(TICAとCFA)がある
■キャッテリーの目的→猫種の保存と体型や特長の維持、純血猫種(スタンダード)により近い猫を産出すること
■CFA、TICA登録キャッテリーの特徴⇒飼育猫種は1~3種類、9割以上は一般家庭の方で、キャッテリーで生計を立てていない、子猫の価格はペットショップの7~8割程、子猫の産出が少なく1、2年に1回で産まれた子猫をすべて販売しない、キャットショーに出品している