あなたは猫に甘えられたことはありますか?かわいい猫さんにスリスリして貰えたり、甘えられると嬉しいですよね。
よく甘えてくれる子かどうかは猫さんの性格にもよりますが、実は猫さんを甘えん坊にするには方法があるんです。今記事は、甘えん坊になりやすい猫と猫を甘えん坊にする方法についてまとめました。
甘えん坊になりやすい猫
猫の性格は、猫種や柄によって傾向が分かれています。甘えん坊になりやすい代表的な猫種や、甘えん坊に多い柄やカラーをご紹介します。
甘えん坊に多い猫種
スコティッシュフォールド
日本で1番人気な猫なのではないでしょうか。垂れ耳の猫種ですね。穏やかですが人見知りはせず、誰にでも甘えられる性格の猫です。
アメリカンショートヘア
トラ柄といえばアメリカンショートヘア。人懐っこい性格で環境の変化にも強いおおらかな猫種です。
遊び好きで甘えん坊な子が多いです。複数頭飼いにも適しています。
シャム(サイアミーズ)
プライドが高くクールな猫種です。反面、とても愛情深く感受性が強いので、おしゃべりで甘えん坊な猫さんが多いです。たくさんお話したい方に是非出会ってほしい猫種です。
ラグドール
ぬいぐるみのように美しく大人しいことが名前の由来です。抱かれることをあまり嫌がりません。
目のあたりのタヌキのようなポイントがチャームポイントの愛くるしい猫種です。静かに甘えてくれる猫さんをお探しの方は、ラグドールさんに会ってみてはいかがでしょうか。
↓甘えるラグドールさんのかわいい動画です。
メインクーン
メインクーンは、一般的な猫の平均体重のおよそ倍ほどに成長する大型猫種の1つです。優しくおおらかな性格で、飼い主さんによく懐きます。
↓メインクーンさんの甘える動画です。こちらもかわいいです。
ノルウェージャンフォレストキャット
メインクーンと同じく大型の猫です。とても賢くコミュニケーションを取るのが上手です。寂しがり屋の一面もあります。
↓甘えタイムのノルウェージャンフォレストキャットさんです。
甘えん坊に多い柄とカラー
トラ柄
トラ柄の猫の多くは甘えん坊のようです。個体数の多いトラ柄に甘えん坊さんが多いとは、甘えん坊な猫はたくさん居たんですね。同じトラ柄でもカラーによって少しずつ性格が違います。
キジトラ
濃い茶色に黒いトラ柄の猫を【キジトラ】と呼びます。好奇心旺盛ながら警戒心の強いしっかり者ですが、懐いてしまえばとても甘えん坊になります。
サバトラ
グレーの毛に黒いトラ柄の猫です。性格の傾向が2種類あり、おっとりフレンドリーな子と、警戒心が強い慎重派な子に分かれます。
茶トラ
薄いオレンジ色に明るい茶色のトラ柄の猫です。デリケートな面もありますが、基本的な性格は人懐っこい甘えん坊です。活発で食いしん坊でもあります。
茶白
茶トラの毛に白い毛が混じった猫です。茶トラの性格とほとんど変わらず、活発な甘えん坊です。ほかの猫にもフレンドリーなので多頭飼いに向いています。
サビ柄
黒毛に茶色の毛や赤毛が混じった猫です。三毛猫と同じく遺伝子の関係でほとんどがメスです。大人しめの性格で協調性があります。
白
白一色の猫は、飼い主さんや自分の縄張りに対する独占欲が強いです。気が強く神経質で、複数飼いには向きません。気を許した飼い主さんにはとても甘えん坊になってくれます。
黒
黒一色の猫はクールで素っ気ないイメージではありませんか?でも、実は真逆です。とてもフレンドリーで頭が良く温厚です。警戒心が強い子も居ますが、慣れると甘えん坊になりやすいです。
灰
灰一色の猫は【グレー】ではなく【ブルー】と呼ばれます。繊細な部分が多く、白猫と同様に心を許した相手にのみ甘えん坊になります。
オス猫は甘えん坊になりやすい?
特に警戒心が強く、仔猫を守るなどの役割を担うメス猫は、神経質で気が強い傾向にあります。本能に忠実に生きるオス猫は、ゴハンや遊びをねだるなど、甘えやすいタイプが多いということでしょう。
もちろん、猫さんの生まれ持った性格や、過ごす環境によって甘えてくれるかは大きく変わります。ですので甘えん坊なメス猫さんもたくさん居ます。
猫を甘えん坊にする方法
仔猫の頃から人に慣れてもらう
仔猫の頃から猫さんをお迎え出来る方は、愛猫さんを甘えん坊にする上でとても有利です。飼い主さんがお世話をする内に人に慣れ、親のように思ってくれたらきっと成猫になっても甘えてくれます。
猫が嫌がることをしたり、人間に対して嫌なイメージを持たないように、気をつけながら慣れさせて下さい。
去勢・避妊をする
完全室内飼いであっても去勢と避妊は必要です。去勢・避妊をすると縄張りへの執着や危機感が薄れるので、攻撃性も薄れ大人しくなります。縄張りへのこだわりが原因のマーキングもしなくなります。
去勢・避妊後の猫は、縄張り意識や外敵への恐怖心を気にしなくなるのが理由でしょう。仔猫の頃のように過ごせるため、甘えん坊になりやすいのですね。
猫さんのお願いを叶える
愛猫さんを甘えん坊にするには、飼い主さんと信頼関係を築いていくことが大切です。ゴハンや遊びなど愛猫がして欲しいことや、愛猫の欲求に応え解消していくことが信頼に繋がります。
どんな飼い主さんでも最初は愛猫さんの望みがわかりません。わかろうとする気持ちがあれば、徐々にわかるようになっていきます。愛猫さんが、鳴いたり寄ってきたり何かを主張する仕草をしたら、何を求めているかを考えてあげてください。
愛猫さんを驚かせたり、飼い主さんの都合で触ったりすると、愛猫さんは飼い主さんを信頼してくれません。猫さんは信頼していない相手には、あまり甘えてくれません。愛猫さんがなでて欲しいときにのみ触るなど、愛猫さんを構うときは愛猫さんの都合で行動することをオススメします。
注意点
注意点①【ゴハンをあげすぎない】
愛猫さんのお願いを叶える際、ゴハンのあげすぎにはご注意ください。鳴いていると「お腹が空いたのかな?」とあげてしまうこともありますが、愛猫さんに適量以上のゴハンをあげるのは危険です。
1日にあげるゴハンとおやつの量を一定にして、時間を決めてあげてください。
注意点②【構いすぎない】
甘えん坊の愛猫さんと、飼い主ベッタリな愛猫さんとは違います。猫は、飼い主さんとずっと一緒に居ることがストレスになることもあります。
猫は元々、単独行動をする生き物なので自立心が強いのです。愛猫さんにも一人で過ごしたい時間があります。愛猫さんが離れてしまっても気にせず、心配でも静かに顔を見に行くだけに留めましょう。
愛猫さんの性格やライフスタイルは尊重しつつ、そばに居るときは飼い主さんも愛猫さんも楽しい時間を過ごしてください。愛猫さんの気持ちを尊重することも、飼い主さんへの信頼になります。
甘えん坊にならないときは?
甘えん坊にする方法で接しても、甘えん坊にならない猫さんは、甘えなくても飼い主さんの愛情を確認出来る子なのでしょう。愛猫さんの性格にもよりますので、尊重しましょう。
まとめ
- 仔猫から人に慣れさせる
- 去勢・避妊をする
- 猫の要求に応える
- 構いすぎない
愛猫さんを甘えん坊にする方法とは、飼い主さんの努力が必要不可欠となります。愛猫さんの気持ちを動かすには、飼い主さん側から愛猫さんのために行動することでしょう。
甘えん坊な愛猫さんと暮らしたい方は、甘えん坊になりやすい猫種や毛色と柄の子を探してみてはいかがでしょうか。猫さんを甘えん坊にする方法もお試しくださいね。
甘えん坊にはならない愛猫さんも、かわいいことには変わりありませんね。愛猫さんの個性を尊重して可愛がりましょう。
ここまでお読みいただき、ありがとうございました。