皆さんが飼っている猫は、抱っこさせてくれますか?
私の家の猫は、なかなかこちらの都合では抱かせてくれません。かわいい仕草を見ているだけでも癒されるのですが、飼っている猫が相手をしてくれないけど、どうしてもなでたりモフモフしたいときは、猫カフェもいいですよね!
猫カフェには、家で猫を飼っていないけど猫が好きで来店している方も多くいらっしゃいます。
今回、私がまだ「本当にただの猫好き」だった頃に失敗していた経験を元に、まとめてみました。猫好きさんやこれから猫を飼おうと考えている方も、これさえおさえておけば絶対に間違いない抱き方をていねいにご紹介します。
間違いやすいダメな持ち上げ方
まずは、ダメな持ち上げ方の例をあげます。
× 首根っこを掴んで持ち上げる
ペットショップでしか猫に触れ合ったことがない方は、店員さんが子猫の首根っこ掴んで持ち上げているイメージがあるかもしれませんが、大人の猫にはNG!!
首を掴んで持ち上げるのはまだ体重が軽い子猫の持ち上げ方の一つです。成猫では首に負担がかかってしまうので絶対にやめましょう。
△ 前足の両脇をつかんで持ち上げる
猫をサッと移動させたいときに、思わず両脇をつかんで持ち上げたりすることはあると思います。だけど猫カフェや友達のお家の猫など、初対面の猫にはやらない方が無難です。猫に好かれにくくなり、飼い主にも嫌われてしまうかもしれません。
正しくて安全な抱き上げ方と抱っこの方法
SNSでいろんな写真や動画を見ているとみなさん様々な抱き方をされています。そして、その写真に対して注意するようなコメントをよくみかけます。私はそれを見ると自分は合っているのかな?、と不安になってしまいました。
そんなときは、本当に基本的なことに立ち返り、猫にとってどうなのかということを一番に考えるようにしました。
最初にお伝えした、間違いやすいダメな持ち上げ方ですが、まさに持ち上げるという言葉がつくような持ち方は間違っていると、考えています。優しく抱き上げるという言葉の通りの扱いをしてあげれば間違いないはずです。
安全な抱き上げ方
下の動画は『moshinuko』さんが正しい猫の抱き方を紹介している動画です。ネコのちゃいちゃんが教えてくれるのがとってもかわいいです!
胸の方に片手を入れて、もう一方の手でお尻を支えて抱きあげる。動画では「ハグかかえる」といっていますが、もうまさにその通りです。手は上半身と下半身を安定させて、猫が不安定にならないように意識しましょう。これが一番大切です。
猫が安定する抱っこの方法
猫の抱き上げ方がわかったら、前足の位置をしっかり安定させてあげればいいだけです。
私がオススメする方法はこの2つです。
- 猫が前を向いていて、胸あたりを支えている腕に前足がのるような状態
- 猫が後ろを向いていて、肩に手を置いている状態
下の画像が1つ目の猫が前を向いている状態の抱っこの形です。きちんと上半身と下半身を支えていて、前足の置き場があります。猫ちゃんの表情がいいですね。まさに、たまには抱っこされてやるか、と言ってるように見えます。
そして下の画像が、猫が後ろを向いていて肩に手を置いている形です。上半身は肩で支えていて、下半身を手で支えています。
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この猫ちゃんはあまり抱っこが好きではないそうですが、すごく落ち着いて抱っこされているように見えます。すぐ降りたくなっちゃう猫ちゃんでもこれだけ安定していれば、緊急時などに困ることはなさそうですよね。
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この抱っこの仕方は肩を前足の置き場にするので、忙しい時に抱っこをおねだりされた際に役立ちます。効率は落ちてしまいますが、慣れてくると多くのことが片手でできるようになってきますよ。
気をつけた方がいいモフモフの仕方
インスタグラムなどで「#猫抱っこ」と調べるといろんな抱っこ写真が見ることができます。ここで紹介している抱き方を知っていると、なんとなく危うく感じてしまうものもあるのですが、飼っている猫が居心地よさそうにしているのかが大事だと思います。
下の写真の方は信頼感関係が築けていると思うので全く問題ないのですが、猫の扱いが初心者の方や初対面の猫では気をつけた方がいい抱き方が下の写真のような人間の赤ちゃんを抱くスタイルです。
この仰向けに近い形で抱っこをすると、後ろ足で蹴られてしまう可能性があります。仰向けよりも少し起こすようにするだけでも顔を蹴られる危険は回避できます。覚えておくと安心です。
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とはいえ、猫のお腹の毛は背中とまた違って、気持ちいいんですよね。モフモフしたい気持ちはすごくわかります。
猫と飼い主さん同士で信頼関係ができていたり、習性がわかっていて覚悟ができていればいいのですが、友達や子供が遊びに来たときに、猫と遊んでいて怪我をしないように教えてあげると、お互いのために安心ですよね!
まとめ
猫を正しく安全な抱き方でモフモフする方法をまとめます。
- 成猫の場合、首根っこを掴んで持ち上げるのは絶対にダメ。
- 前脚の両脇を掴んで持ち上げて長時間ぶらーんとした状態にするのはダメ。
- 【重要】お腹の方に片手を入れて、もう一方の手でお尻を支えて抱きあげる。
- 【重要】上半身と下半身を支えていて、前足の置き場を作る。
- 仰向けに近い形で抱っこをすると、後ろ足で蹴られてしまう可能性がある。
飼い主として猫について勉強することは、猫との信頼関係を築く上でも本当に大切です。猫もさまざまな性格の猫がいます。基本的な猫の習性を理解して、さらに猫それぞれの居心地のよい状態を感じ取ることが大事だと思います。